きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

あけましておめでとうございます。 2011年のお正月、いかがお過ごしでしょうか。昨年は“レースに勝つ”ことの難しさを実感させられた年でした。実力紙一重の素晴らしいサラブレッドたちが集まり、ギリギリの勝負を繰り広げる、勝つのはとても難しくなります。とくに3歳勢の実力は拮抗していて、日本の競馬レベ...

ようこそいらっしゃいませ。 お正月2日、いかがお過ごしでしょうか。 去年の3歳、明け4歳が“ハイレベル世代”というお話をしています。クラシックは皐月賞をヴィクトワールピサ、ダービーはエイシンフラッシュ、菊花賞ビッグウィークと三冠すべての勝ち馬が異なりました。 2005年の三冠馬ディ...

ようこそいらっしゃいませ。 お屠蘇気分がさめないままに、もう正月3日です。さて、去年の世代別カテゴリーでのトップホースを見ていくと、2歳は、牡馬グランプリボス、牝馬レーヴディソール、3歳牝馬のアパパネまでは大きな異論はなさそうです。3歳牡馬はヴィクトワールピサ、ローズキングダム、どちらかなので...

ようこそいらっしゃいませ。 わずか2センチ、有馬記念は史上最短のハナ差決着でしたが、見た目にもっと際どかったのは1999年の有馬記念だと思います。グラスワンダーとスペシャルウィークの一騎打ちです。 1番人気はグラスワンダー。前年の有馬記念を制覇して以来、ときに不可解な凡走を見せることもあ...

ようこそいらっしゃいませ。 今日は中山と京都で年初めの金杯が行われます。競馬ファンにはこの日があけましておめでとうございます、でしょうか。 長いような短いような1年の始まりですが、ご自愛いただいて好きな競馬をお楽しみください。今年1年、皆さんの馬券に幸運が舞い降りますように。...

ようこそいらっしゃいませ。 中山からまた1頭、スターホースが誕生しまました。金杯を鮮やかに抜け出したコスモファントムです。 彼はご存じのようにダートの未勝利戦を勝ち上がり、オープン特別を2着、1着と好走してラジオNIKKEI杯に挑戦、ヴィクトワールピサのクビ差2着と素質の高さを見せました...

ようこそいらっしゃいませ。 2010年度JRA賞が発表されました。年度代表馬にはブエナビスタが選ばれています。馬主のサンデーレーシングの皆さん、おめでとうございます。松田博資調教師、スタッフの皆さん、お疲れさまでした。クリストフ・スミヨン騎手、ご苦労さまでした。 サンデーレーシングさんは...

ようこそいらっしゃいませ。 今日から中山競馬場は3日間連続の開催となります。寒さはひとしおですが、お天気は良いようです。ぜひ競馬場へお出かけください。 さて、JRAは毎年、年度代表馬など馬の顕彰を行っていますが、《馬事文化賞》という文学・評論・美術・映画・音楽など、文化活動を通じて馬事文...

ようこそいらっしゃいませ。 今日は京都競馬場のシンザン記念がメインレースです。ドナウブルーという2戦2勝の牝馬が人気を集めていますね。 牝馬のシンザン記念挑戦といえば、07年のダイワスカーレットがそうでした。なぜシンザン記念挑戦かといえば牡馬混合の相手関係は別にして、ここから3月初旬のチ...

ようこそいらっしゃいませ。 昨日のシンザン記念、レッドデイヴィスが強い勝ち方をしました。レースレコードの1分34秒0も立派ですが、四角を回って先行2騎に取り付く速さ、追い出して並ぶところなく抜け出した瞬発力の鋭さ、軍団の先輩レッドスパーダを思わせる一級マイラーのそれでした。 父アグネスタ...

ようこそいらっしゃいませ。 人気者だったユキチャンが引退して繁殖に上がるそうです。目にしみるような鮮やかな白毛の持ち主でどこにいても一目で分かり馬券を買ったファンを最高に楽しませてくれる馬でした。 彼女は美浦の後藤由之厩舎からデビューし、オーナーの金子真人さんのはからいもあったのでしょう...

ようこそいらっしゃいませ。 春の中山競馬場の風物詩となった感のあるブリーズアップセールが今年も4月25日(月)に開かれます。 ご存じのようにJRAが各地の競り市で買い上げたサラブレッドを育成した上で2歳春に売り出すトレーニングセールですね。かつては抽選馬という形で文字通り抽選で希望者馬主...

ようこそいらっしゃいませ。 先ごろ登録抹消して引退が決まったタイガーマスクが中山競馬場の誘導馬として“第2の馬生”を送ることになったようです。 賞金全額(95%)を恵まれない子供たちに寄付するというチャリティホースとして人気の高かったサラブレッドでした。当協会員のオーナー山本英俊さんの発...

ようこそいらっしゃいませ。 チャリティホース・タイガーマスクが引退して、中山競馬場の誘導馬になるというお話しをしたばかりですが、その志を継ぐサラブレッドが早くも登場しました。 タイガーマスクとは同馬主の山本英俊オーナー、同トレーナーの藤沢和雄調教師のコンビで今週の京成杯に出走するジャービ...

ようこそいらっしゃいませ。 今、北半球ではシーズンの変わり目で前年の活躍馬が表彰されます。代表的なものにヨーロッパのカルティエ賞があり、こちらはBCマイル3連覇のゴルディコヴァが選出されています。日本のJRA賞はご存じのようにブエナビスタでしたね。 そしてオオトリというわけでもないでしょ...

ようこそいらっしゃいませ。 今日のメイン、京成杯のレースコンセプトは、クラシックへ向けての“賞金加算”ということにありそうです。実際、昨年のエイシンフラッシュは未勝利、エリカ賞を勝ち、ここをステップに皐月賞3着からダービー馬となりました。(ここへ挑むまでのプロセスはスマートロビンと同じですね)...

ようこそいらっしゃいませ。 “ルーラーシップ時代への出帆”、そんな言葉が浮かびました。昨日の京都競馬場、日経新春杯の圧巻な勝ちっぷりです。馬主は当協会員のサンデーレーシングさん、関係者のみなさま、おめでとうございます。 馬名は“統治者の支配権”を意味するそうです。分かりやすくいえば、G1...

ようこそいらっしゃいませ。 今週の中山メイン・AJC杯には大記録がかかっています。明け8歳になったネヴァブションの同一重賞3連覇です。 JRAのサラブレッド平地同一重賞重賞競走の連覇記録は、1950年代にセカイオーが鳴尾記念で3連覇したのが皮切りです。ところがこの記録は半世紀近くも超えら...

ようこそいらっしゃいませ。 アメリカのエクリプス賞・年度代表馬にゼニヤッタが選ばれました。生涯20戦19勝、昨年は6戦5勝と文句のない成績です。たくさんのファンに愛され競馬を盛り上げた功績も大きいですね。全米のファンもホッと胸をなでおろしているでしょう。 気の毒だったのはBCクラシック覇...

ようこそいらっしゃいませ。 昨年暮れから2開催連続で行われた中山競馬。来週からは一休みして東京開催となります。でも、2月下旬にはすぐ戻ってきて、皐月賞を頂点とする春競馬がスタートします。 レーヴディソールというちょっと抜けた存在がいる牝馬勢に比べ、牡馬クラシック戦線は、まだ混沌とした感じ...

ようこそいらっしゃいませ。 アメリカで何ともチャーミングな賞が創設されたようです。セクレタリアト・ヴォックスポプリ賞というネーミングです。セクレタリアトはベルモントSを31馬身という歴史的大差で圧勝し、現在まででアメリカ最後の三冠馬となった名馬ですね。 彼のオーナーだったペニー・チェネリ...

ようこそいらっしゃいませ。 明日の中山4R新馬戦でマチノアカリという馬がデビューします。クラブ法人・社台レースホースの所有馬で馬名の由来は堺正章さんのヒット曲『街の灯り』だそうです。堺さんご自身もこの馬の会員ということで話題を呼んでいます。 ヴィクトリアマイルを勝ったコイウタの全弟という...

ようこそいらっしゃいませ。 名牝ミエスクが亡くなったそうです。競走馬として繁殖牝馬として歴史的な仕事をした馬です。1984年生まれですから27歳、立派な生涯でした。 ヌレイエフの娘であった彼女は快速ぶりを発揮し、16戦12-3-1-0、BCマイル連覇を含みG1を10勝しています。この偉大...

ようこそいらっしゃいませ。 昨日でいったん中山開催は終わり東京へと移りますが、大変な問題を申し送りしなければならないようです。 というのは新馬戦を中心とした除外が深刻化しているからです。先週の中山は新馬戦3鞍、出走可能頭数48頭に105頭が殺到、半数以上の57頭がゲートインできませんでし...

ようこそいらっしゃいませ。 海の向こうから嬉しい便りです。世界中から大注目のシーザスターズの初産駒が誕生しました。 ご存じのようにシーザスターズは09年の世界チャンピオンです。デビュー戦こそ4着に負けましたが、以後は8戦8勝、英2000ギニー、ダービー、凱旋門賞などを制しています。中でも...

ようこそいらっしゃいませ。 昨日、川崎競馬場で中央、地方の優秀騎手が腕を競う佐々木竹見カップジョッキーズグランプリが開かれました。 佐々木竹見さんはご存じのように生涯7153勝という前人未到の大記録を打ち立てた不世出の大ジョッキーです。この記録がどれくらい凄いのかというと、中央で断然のト...

ようこそいらっしゃいませ。 サッカーの日本代表の快進撃が話題を呼んでいます。そんな中、昨夜のテレビ番組で三浦知良選手が松岡修造さんのインタビューに応えていました。 ご存じのように三浦知良ことキングカズは1990年代以降の国際化する日本サッカーの歴史そのものでした。中学3年の時、志望校を聞...

ようこそいらっしゃいませ。 今週は中山から東京へ舞台が移り、京都、小倉は引き続きの開催というフォーメーションになります。中山では根岸S、京都ではシルクロードS、京都牝馬Sと土日で3つの重賞レースが行なわれます。 シルクロードSは3月下旬のG1高松宮記念へのステップレースです。96年に高松...

ようこそいらっしゃいませ。 今日は高松宮記念のステップレース・シルクロードS、明日は根岸S、京都牝馬Sのダブル重賞が行なわれます。 根岸Sは来月のフェブラリーSのトライアルという位置づけです。本番へのひと叩きという実力馬に注目するのか、底力が問われる東京1600mでは自信がないが、140...

ようこそいらっしゃいませ。 強いという評判が定着してきた4歳勢にまた新たなスター候補生が誕生しました。 昨日の東京メイン白富士Sのカリバーンとリディルがその馬です。カリバーンはこれで1000万、1600万、オープンと破竹の3連勝。父デュランダルからスプリンター色をイメージしがちですが、も...

ようこそいらっしゃいませ。 ちょっとビックリしました。馬はこんなに遅く走れるのか、と。昨日の東京7R500万下平場2000mのレースです。開幕週の良馬場、勝ちタイムが2分7秒2、思わず目を疑いました。 最初に断っておきますが、馬にはまったく罪はありません。レースに関わっている人間の問題で...


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