きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

年始ご挨拶

新年明けましておめでとうございます。 暦と同じく、中央競馬も新年とともに新しい一年が始まります。 初々しかった2歳馬が、クラシックを本格的に目指す完成された競走馬に変わってく姿に心がときめきます。 さて、昨年はオリンピック・パラリンピックでの日本人アスリートの活躍や、ノーベル賞受賞など...

2年目の海外馬券

新年あけましておめでとうございます。 本年も毎週水曜、木曜の2日間は、発売2年目を迎えた海外馬券の話題を中心に海の向こうのホットな動向をお届けしてまいります。どうぞよろしくお願い致します。 今年の初海外馬券は3月下旬のドバイワールドCシリーズということになるのでしょうか?アウォーディー、ラニ...

金杯で乾杯!

ようこそいらっしゃいませ。 新しい年が開けるたびに、今年こその思いを胸に競馬ファンは中山競馬場へと急ぎます。今年で66回目ですから、もう半世紀を軽く越える風雪を積み重ねた新春の風物詩です。ところが今年は例年にも増して、中山金杯の重みがズシリと重量感のあるものになりました。言うまでもなく、春先の...

12年前の酉年は……

ようこそいらっしゃいませ。 東西の金杯で幕を開けた2017年……今年の干支は丁酉(ひのと とり)です。 思い起こすと、12年前の酉年・2005年は、日本国際展覧会(愛知万博)「愛・地球博」で日本中が沸き返り、7月には日本人飛行士・野口聡一さんが搭乗したスペースシャトル「ディカバリー」の打ち...

年始の飛翔

ようこそいらっしゃいませ。 今年の中央競馬がスタートしました。年始に行われた中山金杯ではツクバアズマオー、京都金杯ではエアスピネルが勝ち、新たな一年の始まりとともに今年の飛躍を誓いました。 中山金杯を勝ったツクバアズマオーは道中後方3番手でレースを進め、直線では前を走るクラリティスカイと...

今年は違う?フェアリーステークス

ようこそいらっしゃいませ。 日曜は中山でフェアリーステークス、京都でシンザン記念が行われます。どちらも3歳重賞レースです。シンザン記念は過去ジェンティルドンナにミッキーアイル、ジュエラー、モーリスなど出走馬から多くのG1ウイナーを送り出していますから、注目度ではフェアリーステークスよりもシンザ...

サンデーサイレンスのクロス

ようこそいらっしゃいませ。 先週日曜は中山と京都でそれぞれ3歳重賞が行われました。 中山競馬場で行われた3歳牝馬重賞のフェアリーステークスは10番人気のライジングリーズン、京都競馬場で行われたシンザン記念は8番人気のキョウヘイがそれぞれ勝利をあげました。どちらも雨降る中でのレースとなり、人気...

ドバイの足音

ようこそいらっしゃいませ。 先週も今春3月25日に開催されるドバイミーティングの話題をお届けしましたが、現地では年明け早々から本番に向けたトライアルレースが盛り上がりを見せています。こちらで言うと東西金杯の当日、前哨戦第1弾にあたるG2アルマクトゥームチャレンジ・ラウンド1がメイダンのダート1...

それぞれの想い

ようこそいらっしゃいませ。 昨日はドバイの話題をお伝えしましたが、そのドバイミーティング当日にオーストラリアで行われるG1ザBMWにアドマイヤデウスが出走の構えを見せています。前走の有馬記念後に梅田智之厩舎に移籍、梅田調教師と馬主の近藤利一さんは、一昨年にアドマイヤラクティが走ったオーストラリ...

池江泰寿先生、おめでとうございます!

ようこそいらっしゃいませ。 1月13日――今日は、池江泰寿調教師(1969年)と白井寿昭元調教師(1945年)の誕生日。 歴史を遡ると、加賀前田家江戸藩邸上屋敷に御守殿門(ごしゅでんもん)…現在、東京大学のシンボルにもなっている赤門が建立された日(1828年)であり、141年前(1876年)...

2016年、年度代表馬

ようこそいらっしゃいませ。 今週火曜日(10日)に「2016年度JRA賞」受賞馬選考委員会が開催され、年度代表馬、競走馬各部門の受賞馬が決定しました。最優秀2歳牡馬にはサトノアレス、最優秀2歳牝馬はソウルスターリング、最優秀3歳牡馬はサトノダイヤモンド、最優秀3歳牝馬はシンハライト、最優秀4歳...

G1馬の原石を探せ

ようこそいらっしゃいませ。 日曜は中山競馬場で京成杯、京都競馬場で日経新春杯が行われます。京成杯は皐月賞と同じ舞台で競われる3歳重賞レースで、日経新春杯はハンデ戦で競われる古馬重賞レースです。京成杯といえば、2004年のレースを思い出します。この年にレースで1番人気を背負ったのがキングカメハメ...

モーリス引退式

ようこそいらっしゃいませ。 日曜中山競馬場で行われた3歳重賞の京成杯は、1番人気のコマノインパルスが人気に応えて重賞初制覇となりました。道中は後方4番手を追走し、4コーナーで先行勢を捉える射程圏内に入ると、直線大外から先頭に立ちそのまま押し切っての勝利でした。2着にはクビ差でガンサリュートが入...

価値ビジネスとマネーゲーム (1)

ようこそいらっしゃいませ。 ファンとして馬券を通して感動や興奮を経験する、馬主として愛馬を通じて競馬の奥深い醍醐味を堪能する、競馬には十人十色さまざまな関わり方がありますが、その究極には愛馬の競走馬価値を高め、種牡馬・繁殖牝馬価値を上げ、さらに産駒たちの市場価値を上げていく価値の連鎖によるビジ...

価値ビジネスとマネーゲーム (2)

ようこそいらっしゃいませ。 1着700万ドル≒7億9000万円とドバイワールドCの600万ドルを超える世界一の賞金が準備されたペガサスワールドCの話題をお届けしています。出走権料100万ドルとか、テレビ放映のメディア権料、馬券売上の利益なども出走馬に等分されるなどスケールが大きすぎて、庶民には...

馬、人…すべてに、感謝の気持ちを込めて

ようこそいらっしゃいませ。 1995年1月17日に発災した阪神・淡路大震災から22年。今でもあの時の光景を思い出します。 高層道路が倒壊し、ビルが崩れ落ち、地上には瓦礫の山、山、山……。街中にサイレンが鳴り響き、火柱がたちのぼっている一一体何が起こったんだろう!? これは本当に現実のことな...

いざ砂上決戦への舞台へ

ようこそいらっしゃいませ。 今週は1回中山開催のオーラス、アメリカジョッキークラブカップと中京競馬場でダート重賞東海ステークスが行われます。東海ステークスは今年で34回目を迎えるレースですが、これまで冬場の開催に春開催と時期を行き来しているレースです。 東海ステークスというと、春開催の印...

若駒の季節

ようこそいらっしゃいませ。 土曜京都競馬場で行われた3歳オープンの若駒ステークスは、アダムバローズの勝利となりました。 スタートから先手を奪いそのまま逃走。道中1000m通過1分1秒2でペースを作り、直線では2番手追走のダノンディスタンスと叩き合いの末、ハナ差先頭を譲らずでの勝利でした。今年...

5歳世代の逆襲

ようこそいらっしゃいませ。 日曜中山競馬場では第58回アメリカジョッキークラブカップが行われ、7番人気のタンタアレグリアが優勝しました。タンタアレグリアは道中中団後方でレースを進め、4コーナー手前で最内から逃げるクリールカイザーあるいは2番手のミライヘノツバサあたりに接近し、直線では残り200...

事実上のマッチレース

ようこそいらっしゃいませ。 優勝すれば700万ドルとドバイワールドCの600万ドルを凌駕する世界最高の賞金が賭けられたG1ペガサスワールドCの枠順が決まりました。12頭フルゲートで出走回避に備えて繰り上がりの補欠馬まで手配されています。しかし最内一番に入ったアロゲート、最外12番のカリフォルニ...

ベストバウトはBCクラシック

ようこそいらっしゃいませ。 ベストバウト(最高の試合)という言葉は、プロレスやボクシングなどの格闘技系で技術と精神の粋を極め人々を最高に興奮させ感動させた戦いを讃える時に使われることが多いのですが、競馬の世界でもベストレースという形で、IFHA(国際競馬統括機関連盟)が発表しています。世界のG...

オグリキャップ「最期の」引退式

ようこそいらっしゃいませ。 本日、1月27日は、日の丸……日章旗の国旗制定記念日(1870年)。太政大臣に任じられた羽柴秀吉が、豊臣姓を名乗るようになった日(1587年)であり、戊辰戦争で、鳥羽・伏見の戦いが行われた日(1868年)。一昨日、稀勢の里が、19年ぶりの日本人出身の横綱となり、大...

3つ目の2歳G1ホープフルステークス

ようこそいらっしゃいませ。 27日、JRAよりホープフルステークスのG1昇格が発表されました。日本グレード格付け管理委員会、およびアジアパターン委員会で承認され、今回の発表となりました。あわせて牝馬重賞のターコイズステークスがG3へと格上げとなりました。これにより2歳G1は朝日杯フューチュリテ...

淀に刻まれた最後のスピード

ようこそいらっしゃいませ。 日曜は東京競馬場で根岸ステークス、京都競馬場ではシルクロードステークスが行われます。根岸ステークスは2月末のフェブラリーステークス、シルクロードステークスは高松宮記念へ向けての前哨戦です。 シルクロードステークスといえば、2011年のジョーカプチーノを思い出します...

人気薄から主役候補へ

ようこそいらっしゃいませ。 先週日曜は、東京競馬場でダート重賞の根岸ステークス、京都競馬場で短距離重賞のシルクロードステークスが行われました。 根岸ステークスは16頭立てで行われ、勝ったのは1番人気のカフジテイクでした。レースはモンドクラッセが逃げてペースをつくり、カフジテイクは後方3番手を...


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