きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

2016年、年度代表馬

ようこそいらっしゃいませ。

今週火曜日(10日)に「2016年度JRA賞」受賞馬選考委員会が開催され、年度代表馬、競走馬各部門の受賞馬が決定しました。最優秀2歳牡馬にはサトノアレス、最優秀2歳牝馬はソウルスターリング、最優秀3歳牡馬はサトノダイヤモンド、最優秀3歳牝馬はシンハライト、最優秀4歳以上牡馬はキタサンブラック、最優秀4歳以上牝馬はマリアライト、最優秀短距離馬はミッキーアイル、最優秀ダートホースはサウンドトゥルー、最優秀障害馬はオジュウチョウサン、そして特別賞としてモーリスと、それぞれ各賞を受賞。年度代表馬にはキタサンブラックが選ばれました。2016年の年度代表馬にはモーリス、あるいはサトノダイヤモンドとの声もあがっていた中でのキタサンブラック選出となりました。

各賞は記者投票によって選ばれ、それぞれの記者がどの馬を選んだかはこちらで閲覧することが可能です。年度代表馬の内訳は
・キタサンブラック(134票)
・モーリス(90票)
・サトノダイヤモンド(66票)
・該当馬なし(1票)
合計 291票
となり、予想していた以上に差がついた結果でした。

キタサンブラックは2016年は6戦し天皇賞(春)、ジャパンカップとG1・2勝、有馬記念2着の結果を残しています。オーナー北島三郎さんの歌声とともに多くの話題を提供しました。対してモーリスはチャンピオンズマイルに天皇賞(秋)、香港カップとG1・3勝、安田記念2着で、サトノダイヤモンドは菊花賞と有馬記念を制覇、ダービー2着に皐月賞3着の結果を残し有馬記念はキタサンブラックを破っての勝利でした。話題も含めて国内レースへの貢献度という点ではキタサンブラックに分があったということでしょう。
「年度代表馬=その年の最強馬」の見方が中心だったの年度代表馬の立ち位置も、変化してきているように感じた今年のJRA賞でした。

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