きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。 レッツゴーターキンが亡くなったそうです。1992年の秋の天皇賞を11番人気で勝った個性派ホースでした。それまでに勝った重賞は小倉大賞典と中京記念だけ、栄光と賛辞に包まれた1番人気トウカイテイオーとは比較にならない地味な“裏街道のスター”にすぎませんでした。 祖...

ようこそいらっしゃいませ。 サッカーのアジアカップで優勝して国民に感動の連続シャワーをたっぷりと注いでくれた日本代表チームですが、なんだか愉快じゃないニュースも流れてきます。 大会前は選手のインセンティブ給でもめにもめました。勝てば報償給いくら、優勝すればボーナスいくらみたいなこと。世界...

ようこそいらっしゃいませ。 サクセスブロッケンが引退を決めたようです。もともと脚元に不安を抱えていた馬で、藤原英昭調教師も慎重な上にも慎重を期してデビューから負担の少ないダートを使ってきたものです。 ダート戦線はカネヒキリやヴァーミリアンのように8歳くらいまで元気に走り続けるのが普通です...

ようこそいらっしゃいませ。 中山馬主協会の会報誌ができあがりました。従来は年2回発行していたのですが、当ホームページの開設に伴い役割をすみ分けて年1回のアニュアルレポート(年次報告)へと生まれ変わりました。 小じゃれた体裁の120ページオールカラーという仕様。内容も一新されて見て楽しく飽...

ようこそいらっしゃいませ。 言い方が悪くて申し訳ないのですが、ちょっと“敗者復活戦”みたいなムードもある今年のきさらぎ賞です。 暮れのラジオNIKKEI杯2歳Sを戦ったグループから、3着コティリオン、4着ウインバリアシオンなどが出走します。13着に大敗したマーベラスカイザーは正月明けのシ...

ようこそいらっしゃいませ。 昨日といっても日本時間では今日早朝になるのですが、米G1ドンHがガルフストリームパーク競馬場で行われました。ドバイワールドCへ向けての米国内の最重要レースになります。 ガルフストリームは温暖な気候のフロリダに位置しており、アメリカ東海岸の冬競馬の主戦場として知...

ようこそいらっしゃいませ。 “国技”大相撲が大変なことになっています。こうした不祥事での開催中止は事実上、初めてのようです。この問題には倫理性といったことはもちろんなのですが、社団法人、財団法人など税制上の優遇措置を受けている団体の“公益性”が厳しく問われるようになったのが背景でしょうか。 ...

ようこそいらっしゃいませ。 今年の古馬戦線はフレッシュな4歳勢の台頭で充実していますね。年明けのG2日経新春杯でルーラーシップ、ヒルノダムール、ローズキングダムと4歳トップクラスが上位独占したのは記憶に新しいのですが、今週のメイン・G2京都記念もかなりの豪華メンバーが揃いそう。 菊花賞で...

ようこそいらっしゃいませ。 今週の共同通信杯、ビッグロマンスという馬が挑戦します。彼は芝1600mの新馬戦5着の後はダート路線に転じて、前走はG1全日本2歳優駿を強い競馬で勝ち上がってきました。 共同通信杯に出走して後にダート王にのし上がった馬には、最近では07年のフリオーソ、08年のス...

ようこそいらっしゃいませ。 先週の新馬戦を除外されたトーセンレーヴが土曜の京都6R(芝1800m)でようやくデビューできそうです。 母がビワハイジ、ブエナビスタの弟ということになります。父がスペシャルウィークからディープインパクトに変わりましたが、同じサンデーサイレンス系で4分の3同血に...

ようこそいらっしゃいませ。 東京開催は3週目を迎えるというのに新馬戦を中心に異常としか言いようのない除外ラッシュが続いています。 毎年この時期に起こる年中行事みたいになっていますが、とくに今年は中京開催が改修中で小倉に代替されたため、深刻さの度合いもひとしおのようです。 先週は16...

ようこそいらっしゃいませ。 今年はなんだかG2レースが充実していますね。先月の日経新春杯は大器ルーラーシップが強い勝ち方でドバイシーマクラシックの招待状を見事にゲットしました。 今週の京都記念も楽しみなメンバーが顔を揃えています。ダノンシャンティはロイヤルアスコットが目標ということで、海...

ようこそいらっしゃいませ。 昨日の京都は“ディープインパクトデー”の趣きでした。新馬戦でブエナビスタ半弟のトーセンレーヴが勝ち上がり、つばき賞ではダノンシャークが快勝しました。 ダノンシャークという馬、デビューから3戦連続2着となかなか勝ち切れなかったのですが相手も強かったですね。緒戦が...

ようこそいらっしゃいませ。 行く人来る人、また今年も調教師や騎手の入れ替わりの季節です。6人の調教師さんが定年で引退されることになります。驚いたのは郷原洋行調教師が勇退されるというニュースです。まだ67歳、定年に3年余してのリタイアです。 ご本人が何も語られないので詳細は分からないのです...

ようこそいらっしゃいませ。 6人の定年引退調教師に混じって郷原洋行調教師が定年を前に勇退されると聞いて、とても複雑な思いです。調教師としてはマスコミをにぎわせるような活躍は残念ながら少かったのですが、騎手としては両手に余るほどの名勝負を残してくれました。 《郷原洋行五番勝負》みたいなこと...

ようこそいらっしゃいませ。 郷原洋行騎手と“アイドルホース・キラー”のお話しをしています。ダービーでハイセイコーを3着に沈めたイチフジイサミ、(この時は郷原さんではなく津田昭騎手が鞍上でした)天皇賞ではキタノカチドキを横綱相撲で倒しました。馬には何の罪もないのですが、堂々たるヒールぶりでした。...

ようこそいらっしゃいませ。 今月一杯で勇退される郷原洋行調教師の騎手時代のあれこれの思い出をお話しさせてもらっています。アイドルホースたちに対して真っ向勝負を挑みねじ伏せてきたイチフジイサミやグレートセイカンとは素晴らしいコンビでした。“被害馬”はハイセイコー、キタノカチドキ、トウショウボーイ...

ようこそいらっしゃいませ。 独断と偏見で勝手に選んだ《郷原洋行五番勝負》、アイドルホースキラーのイチフジイサミ、グレートセイカン、スプリンター血統馬の菊花賞の勝ち方・プレストウコウに続く第4番勝負はちょっとほろ苦いお話しになります。 郷原騎手はダービーに2度勝っています。80年のオペック...

ようこそいらっしゃいませ。 今日は東京3400mでダイヤモンドSが行われます。このレースの歴史を紐解いていくと1979年の勝ち馬の欄にスリージャイアンツの名前が刻まれています。 スリージャイアンツ、“3人の巨人”という馬名は、《インター》《キョウエイ》の冠名で知られる松岡正雄さん、《コク...

ようこそいらっしゃいませ。 今週は今月いっぱいで勇退される郷原洋行調教師の騎手時代、その名勝負の数々を振り返ってきました。 アイドルホースの天敵のようだったイチフジイサミ、ダートの帝王にふさわしく精悍だったグレートセイカン、スプリンター血統を克服した菊花賞のプレストウコウ、“史上最弱のダ...

ようこそいらっしゃいませ。 季節は阪神・中山へと移ります。今週から2開催・8週間のロングランがスタートします。阪神は桜花賞へ向けての、中山は皐月賞をクライマックスとするクラシックロードの幕開けですね。 古馬陣にとっても天皇賞・春、宝塚記念、あるいは高松宮記念、安田記念へとここから始動しま...

ようこそいらっしゃいませ。 F1のバーレーンGPの中止が決まったようですね。反政府デモの激化による政情不安が原因とされています。バーレーンはサウジアラビアのお隣に位置する島国ですが、広大なオアシスが存在し《エデンの園》はここにあった、という言い伝えもあるほどです。 他の中東諸国と比べると...

ようこそいらっしゃいませ。 世界は広いものです。毎年2月、スイスでは《ホワイトターフ》とロマンティックな名を冠された雪上競馬が行われているそうです。 世界的なアルペンリゾートとして親しまれているサンモリッツ湖、その氷結した湖面に雪を敷きつめコースを造るのだそうです。馬がソリやスキーを引く...

ようこそいらっしゃいませ。 春暖の候とでもいうでんしょうか、なんとなく暖かくなって少しだけ過ごしやすくなりました。ちょっというか、相当に気が早いのですが、今年の桜はどうなんでしょうか。 気象庁の桜前線予報によると今年は平年並みか、地域によっては平年より気持ち早めだそうです。東京地方の開花...

ようこそいらっしゃいませ。 日本のスプリント界は世界から相当に立ち遅れているのでは?そんなお話を最近よくしています。今週は高松宮記念トライアルの阪急杯が行われるのですが、そういった風評を吹き飛ばすような新星が現れるのでしょうか。 昨夏、北海道で重賞2連勝してサマースプリントチャンピオンの...

ようこそいらっしゃいませ。 今日と明日の2日間で引退・勇退される調教師さんはラストレースを迎えることになりました。先週は勇退される郷原洋行調教師の騎手時代の活躍を振り返ってみましたが、いよいよラストランなのですね。 郷原厩舎は今日26日に3頭が3場で走りウマヤの扉を閉じます。中山4R障害...

ようこそいらっしゃいませ。 ドバイミーティングまで1カ月ほどになりました。ブックメーカーの人気を眺めてみると、南アフリカのボールドシルヴァーノという馬の株が上がっています。 母国の最大G1レースであるダーバンジュライ(芝2200m)を勝ち、決戦の地・メイダンには早くからやって来てトライア...

ようこそいらっしゃいませ。 昨日の中山記念、盛り上がりましたね。“異次元の脚”と賞賛したスポーツ紙もありますが、ヴィクトワールピサのレースぶりは立派の一言に尽きます。 これで中山は4戦4勝ですか。先行してよし(有馬記念)、内を急襲してよし(皐月賞)、昨日のように追い込んでよし、無敵ですね...


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