きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。 今年も皆様にとって良き一年でありますよう、心からお祈り申し上げます。 本年の競馬は1月5日の東西金杯から幕を開けますが、この時期の話題といえば2015年のJRA賞受賞馬でしょう。昨年一番の功績を称え選ばれる年度代表馬は、その年の顔となりますから注目される...

そして物語は2016年へ

ようこそいらっしゃいませ。 年が明けて2日目、新年皆さまはいかがお過ごしでしょうか。 昨年の27日に有馬記念が終わり、暦の関係もあって今年は休む間もなくその翌週5日には東西両金杯で2016年の中央競馬がスタートします。2015年を振り返ると、ニューヒーロの登場に沸いた1年だったように思います...

さらなる上昇へむけて

ようこそいらっしゃいませ。 昨日も少し2015年を振り返ったのですが、キズナにハープスター、エピファネイアなど年始当初に期待を寄せられていた主要な馬たちが上半期に早々と引退してしまい、競馬の流れはどうなることかと思われたものの、ニューヒーローの誕生やこれまで競馬を盛り上げてきたゴールドシップが...

志は高く、望は大きく

ようこそいらっしゃいませ。 中央競馬は明日1月5日より、東西両金杯が行われ幕を開けます。年をひとつ重ねて明け2016年。ひとつの区切りとともに新たな1年のスタートとなります。 年明けとなると毎年、今年はどんなドラマが展開されるのだろうかと予想をめぐらしたりするのですが、思惑とは異なる展開...

2016年、中央競馬スタート

ようこそいらっしゃいませ。 2016年の中央競馬がスタートします。中山競馬場で中山金杯、京都競馬場で京都金杯と、毎年恒例の東西両金杯が行われます。 中山金杯の方は、チャレンジカップについで重賞2勝目を狙うフルーキー、3歳時に京成杯優勝と中山実績もあるベルーフ、秋華賞馬の仔ブライトエンブレ...

欧米のSS系需要

ようこそいらっしゃいませ。 昨日の競馬始め、名物レース中山金杯など成果はいかがでしたでしょうか。海の向こうでは松飾りも取れない1月2日(松飾りなんて風習はないんでしょうが)、アメリカ・サンタアニタ競馬場では2つのG2レースを目玉にニューイヤー競馬が行われました。芝9ハロンのG2サンガブリエルS...

ロブロイ・ミステリーの答え

ようこそいらっしゃいませ。 アメリカ・サンタアニタ競馬場のニューイヤー競馬は、G2レース2つを目玉に行われ、芝の牡馬中距離G2サンガブリエルSを日本のペールギュントによるフランス産馬でアメリカに移籍したフランボイヤントが勝ち、その前に行われた3歳牝馬限定のスプリントG2サンタイネツSはフォーエ...

新春の中山に舞う妖精

ようこそいらっしゃいませ。 今週は9・10・11日と3日間開催となります。 中山競馬場では3歳牝馬限定の重賞フェアリーステークス(GIII)が予定されています。明け3歳となった若き乙女たちが新春の中山競馬場で激戦を繰り広げます。 1984年に創設された「テレビ東京賞3歳牝馬ステークス...

2015年度JRA賞

ようこそいらっしゃいませ。 すでにご承知の方も多いかと思いますが、1月6日(水)、2015年度JRA賞受賞馬選考委員会が行われたのでその話題を取り上げます。 年度代表馬、競走馬各部門の受賞馬が発表され、年度代表馬にはモーリスが選ばれました。最優秀短距離馬とあわせてのダブル受賞で、短距離優秀馬...

王者誕生を待つスプリント路線

ようこそいらっしゃいませ。 土曜京都競馬場では淀短距離ステークスが行われました。勝ったのは1番人気のローレルベローチェでした。好スタートから先手を奪って逃走。そのまま逃げ切り、アースソニックの追撃を3/4馬身振り切っての優勝でした。 マイル路線は昨年モーリスが登場して混沌としていた勢力図...

春へ向けて新鋭現る

ようこそいらっしゃいませ。 日曜京都競馬場ではシンザン記念が行われました。近年ではオルフェーヴルにジェンティルドンナ、少し前に遡れば2002年のダービー馬タニノギムレットなどもシンザン記念をステップに名馬への道を歩んでいきました。それだけに毎年注目が集まるレースのひとつにもなっています。 ...

ステキな重賞プレゼント

ようこそいらっしゃいませ。 月曜(祝)、中山競馬場で行われた3歳牝馬重賞のフェアリーステークスは3番人気のビービーバーレルがスタートから先手を奪って、そのまま逃げ切り重賞初制覇となりました。1000m通過が59秒6のタイムで道中をひっぱり、最後の直線では内から迫るダイワドレッサーを1馬身3/4...

ドバイの風

ようこそいらっしゃいませ。 先週はメイダン競馬場でトライアル第1弾のG2マクトゥームチャレンジラウンド1が行われ、いよいよ2016年の上半期最大のドバイワールドCカーニバルが華やかに幕を開けました。今週末にはドバイワールドCデー各レースの事前登録が締め切られます。日本からはモーリス、ドゥラメン...

アメリカン・クラシック

ようこそいらっしゃいませ。 3月に迫ったドバイワールドCカーニバルの話題をお届けしています。旧来のナドアルシバからメイダンに開催競馬場が変わったのを契機に、ダートレースがAW(タペタ)コースに変更され、AW嫌いのホースマンが多いアメリカの有力馬の参戦が激減していたのですが、再びダートコースに戻...

3歳クラシック前哨戦

ようこそいらっしゃいませ。 今週は京成杯(GIII)、日経新春杯(GII)、愛知杯(GIII)と年明け最初の3場開催に加え、3つの重賞競走が行われますが、今回は中山で行われる京成杯に注目してみましょう。 日曜日の中山競馬場11レースに予定されている京成杯は、1961年に創設された4歳(現...

伝統の牝馬ハンデキャップ重賞

ようこそいらっしゃいませ。 土曜は中京競馬場で牝馬重賞の愛知杯が行われます。今年で53回目の歴史を数えるレースです。 創設は1963年で4歳(現3歳)以上のハンデキャップレースとしてスタートした競走で、創設時は中京競馬場・砂2000mで行われていました。第1回、第2回と8月で行われたあと...

弾けた雄大な馬体

ようこそいらっしゃいませ。 土曜中京競馬場で行われた愛知杯は、8番人気のバウンスシャッセが直線外から鋭く伸びてきてリーサルウェポンを1馬身1/4差振り切って優勝しました。バウンスシャッセは昨年3月の中山牝馬ステークス以来となる勝利となりました。重賞は3歳時に手にしたフラワーカップと合わせて、3...

ハービンジャー産駒2連覇

ようこそいらっしゃいませ。 日曜、中山競馬場では3歳重賞の京成杯が行われました。 前走同じ中山で同じ距離の未勝利戦を4馬身差で勝ち上がったウムブルフが4.1倍で1番人気に支持され、未勝利戦、葉牡丹賞と連勝中のメートルダールが4.2倍で2番人気、東京スポーツ杯2歳ステークスで0.2秒差のマイネ...

覚醒するレーヴドスカーの血

ようこそいらっしゃいませ。 日曜、京都競馬場で行われた日経新春杯はレーヴミストラルが大外一気で直線全馬ごぼう抜きで勝利をあげました。2着のシュヴァルグランとは2馬身差をつける走りで、上がりタイムは33秒1とただ1頭とびぬけての完勝でした。レーヴミストラルは3歳時に青葉賞を勝って素質はみせていた...

アメリカンヒーロー

ようこそいらっしゃいませ。 一足先に選出されたヨーロッパのカルティエ賞、日本のJRA賞と並んでアメリカの年間チャンピオンを選出するエクリプス賞が先週末に決定しました。年度代表馬はアメリカンファラオが誰一人異論ももなく選ばれています。37年ぶりの三冠という偉業に加えて北米最高峰レース・ブリーダー...

エイシンヒカリがチャンプの座へ

ようこそいらっしゃいませ。 ご承知のようにロンジン社から昨年のサラブレッド世界ランキングが発表され、日本馬では香港Cを快勝したエイシンヒカリがレーティング123ポンドで世界8位タイにランキングされました。2014年のジャスタウェイ130ポンド、エピファネイア129ポンドで世界の頂点のワントゥー...

中山に集う中長距離のスペシャリスト!

ようこそいらっしゃいませ。 今週は第1回中山競馬の最終週となります。 日曜日には最終日のトリとなるアメリカジョッキークラブカップが行われます。過去の優勝馬にはマツリダゴッホやトーセンジョーダン、ルーラーシップら実力馬の名前が揃います。それに彼らはその後、GI レースに優勝するなど飛躍を遂げ...

大種牡馬キングマンボ死す

ようこそいらっしゃいませ。 20日に米国レーンズエンドファームからキングマンボの安楽死が伝えられました。キングマンボは今年26歳で老衰による衰弱が著しく、繋養先の同ファームで最後は安楽死の措置がとられたようです。 キングマンボは父ミスタープロスペクター、母はヨーロッパのGIレースを10勝...

父が衝撃を残した舞台で

ようこそいらっしゃいませ。 土曜京都では若駒ステークスが行われました。 ディープインパクトがその名を全国区に知らしめたのは、デビュー2戦目のこの若駒ステークスでした。大逃げしたテイエムヒットベを2、30馬身以上離れた最後方から追走したディープインパクトは、直線で次元の違う末脚を披露。あっとい...

武豊騎手、30年連続重賞勝利

ようこそいらっしゃいませ。 日曜中山競馬場ではアメリカジョッキークラブカップが行われました。 今年のアメリカジョッキークラブカップは単勝ひと桁台の馬が7頭並ぶ大混戦。どの馬が抜け出してくるのか予想が非常に難しい中でのレーススタートとなりました。 勝ったのは2番人気のディサイファでした。...

いざ、砂の頂きへ

ようこそいらっしゃいませ。 先週日曜、中京競馬場ではダート重賞の東海ステークスが行われました。勝ったのは道中2番手を追走した5歳馬アスカノロマンでした。逃げたモンドクラッセを後ろからマークし、直線残り200mでモンドクラッセに並び、叩き合いの末に2馬身抜け出しての勝利でした。アスカノロマンは父...

ケンタッキーダービーへの道

ようこそいらっしゃいませ。 ドバイワールドカップカーニバルの1次登録が締め切られ、日本馬も続々と参戦の狼煙を上げています。招待レースなので登録したからといって出られる保証はありませんが、登録しなければ始まりませんから、まずは第1関門通過というところでしょうか。昨年の年度代表馬モーリス、二冠馬ド...

マイラーの世界地図

ようこそいらっしゃいませ。 2ヶ月後の3月26日に頂上決戦を迎えるドバイワールドCカーニバル、昨日の川崎記念でG1通算10勝と歴代最高記録を樹立したホッコータルマエをはじめ数多の日本馬が参戦を表明しています。熱いのはドバイターフに挑戦するマイル王モーリスでしょうか。このカテゴリーで正真正銘の世...

春の砂王決定戦を前に

ようこそいらっしゃいませ。 今週から関東では開催場が東京競馬場へと移ります。12月から年を跨いでの連続開催でしたから、中山は少しばかりお休みです。 さて、開幕週の東京競馬場では、春のダート王決定戦の前哨戦となる根岸ステークスが施行されます。毎年ダートのプロフェッショナル達が集い、激戦を繰...

ザ・前哨戦

ようこそいらっしゃいませ。 日曜に京都競馬場で行われるシルクロードステークスには、昨年暮れの京阪杯1、2着馬のサトノルパンにビッグアーサー、阪神カップ優勝馬のロサギガンティアは5月の京王杯スプリングカップへ向けての調整になりましたが2着のダンスディレクター、淀短距離ステークスで短距離3連勝を決...

斑模様のアイドルホース

ようこそいらっしゃいませ。 土曜京都1600万条件の北山ステークスに斑模様で人気を集める白毛馬ブチコが出走しました。単勝1.6倍と圧倒的な人気でのレースとなったブチコでしたが、道中中団前目を追走し直線で懸命に綺麗な斑模様の馬体を踊らせたものの、逃げるキングノヨアケを0.2秒とらえきれずに3着の...


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