きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

武豊騎手、30年連続重賞勝利

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日曜中山競馬場ではアメリカジョッキークラブカップが行われました。
今年のアメリカジョッキークラブカップは単勝ひと桁台の馬が7頭並ぶ大混戦。どの馬が抜け出してくるのか予想が非常に難しい中でのレーススタートとなりました。

勝ったのは2番人気のディサイファでした。道中中団を追走し、4コーナーで好位置につけ馬場内側を通りロスの少ない競馬での勝利でした。ディサイファは今年7歳で、これまでエプソムカップに中日新聞杯、札幌記念と重賞を勝っています。いずれも2000m以下でしたから今回距離不安の声があったものの、明け7歳でなお成長を重ねる姿をみせてくれました。ディサイファにはドバイ遠征のプランもあり、2000年に母父がその名を刻んだドバイの地へ前進した結果となりました。

そのディサイファを今回勝利に導いたのが武豊騎手でした。武騎手は今回の勝利でなんと30年連続の重賞制覇です。武騎手が初めて重賞を手にしたのが1987年の京都大賞典で、6番人気のトウカイローマンに鞍上しての勝利でした。1987年の当時の国内状況といえば、地価の異常高騰に財テクブームなどバブル景気に時代でしたから、そう考えると改めて30年積み重ねてきた記録の偉大さを感じます。

つぎは昨年暮れにあと一歩で成し得なかった中央G1完全制覇でしょうか。その前にエアスピネルとともに迎えるクラシック戦線での強力な3歳ライバルとの激突も、楽しみにしたいと思います。

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