きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

スーパーサタデー【前】

ようこそいらっしゃいませ。 世界のホースマン百人が集まれば百人が等しく認めるダート最強馬!アロゲートのドバイワールドC参戦が本決まりになったようです。彼の参戦で今年のドバイは史上最高の盛り上がりを見せる期待が高まってきました。先月、1着賞金700万ドル≒7億9000万円のペガサスワールドCを圧...

スーパーサタデー【後】

ようこそいらっしゃいませ。 前日の続きです。日本馬ラニが登場するG1アルマクトゥームチャレンジラウンド3が終わると、最終第7レースはリアルスティールが連覇を狙うドバイターフのトライアル・G1ジェベルハッタが行われますが、今年のドバイターフは大変な激戦模様になっています。先日、香港でG1香港ゴー...

人の数だけ、馬の数だけドラマがある

ようこそいらっしゃいませ。 弥生三月――さまざまなスポーツの足音が聞こえてきました。 ジャポニカ学習帳の表紙にもなった新横綱・稀勢の里、技の多彩さでファンの目を惹きつける新入幕の宇良が注目を集める大相撲・春場所の初日は2日後。ワールドベースボールの一次リーグ、初戦のキューバ戦が4日後に迫り、...

父子対決

ようこそいらっしゃいませ。 競馬会も3月から新年度を迎え、今週新人騎手がデビューします。昨年は、16年ぶり7人目のJRA女性ジョッキー藤田菜七子騎手の誕生で「菜七子フィーバー」に沸いた新人騎手デビュー模様でした。昨年デビューした新人騎手で、2016年度JRA賞騎手部門最多勝利新人騎手に輝いたの...

主役を待ち望む季節

ようこそいらっしゃいませ。 土曜阪神競馬場では3歳牝馬重賞のチューリップ賞が行われ、2歳女王ソウルスターリングが登場。阪神ジュベナイルフィリーズ2着のリスグラシューも揃い踏みし、ソウルスターリング単勝1.5倍、リスグラシュー単勝2.7倍でのレースとなりました。 勝ったのは2歳女王のソウルスタ...

本番へ向けての飛翔

ようこそいらっしゃいませ。 日曜中山競馬場では3歳クラシック戦線を占う重要レース弥生賞が行われました。勝ったのは1番人気のカデナでした。レースはマイスタイルが1000mの通過タイム1分3秒2のペースで逃げて、カデナは後方3番手を追走。先頭から最後方まで5〜6馬身くらいの団子状態で展開し、4コー...

スーパーサタデー異聞【前】

ようこそいらっしゃいませ。 後20日足らずに迫ったドバイワールドCデー、足掛け3ヶ月に渡るロングラン前哨戦シリーズの最大の山場スーパーサタデーが終わりました。日本の期待を集めたG1アルマクトゥームチャレンジラウンド3のラニは、残念ながら大外枠から出遅れて、まったく競馬になりませんでした。先行有...

スーパーサタデー異聞【後】

ようこそいらっしゃいませ。 熱戦が続く前哨戦シリーズのドバイカーニバルの話題をお届けしています。競馬のことですから明暗それぞれ、悲喜こもごものドラマが展開されるのですが、明の話題を昨日お伝えした新興勢力韓国調教馬の目を見張る躍進ぶりとすれば、暗のトピックスはスーパーサタデーの一方の目玉G2ドバ...

忘れない。

ようこそいらっしゃいませ。 未曾有の被害をもたらした東日本大震災から、明日で6年が経ちます。すべてを根こそぎ奪い去っていったあの大津波の衝撃的な映像は、今も眼の奥に焼き付き消えることがありません。牧場をはじめとした競馬界が受けた被害も甚大なものがありました。中でも、壁や天井が崩れ落ち、割れたガ...

桜前線本格化

ようこそいらっしゃいませ。 今週末は中山競馬場でアネモネステークスに中山牝馬ステークス、阪神競馬場でフィリーズレビューと、牝馬路線に花開く土日となりそうです。土曜中山競馬場で行われるアネモネステークスは、関東圏内で行われる唯一の桜花賞トライアルレースです。上位2着までに桜花賞への優先出走権が与...

中距離のエース

ようこそいらっしゃいませ。 土曜中京競馬場では金鯱賞が行われました。かつては5月、6月の中京開催で行われていたレースで宝塚記念へ向けてのレースでしたが、その後12月に移設。大阪杯がG1に格上げとなったことで、3月に開催が移り優勝馬には優先出走権が与えられるレースとなりました。 勝ったのは...

ロンドンブリッジへの夢

ようこそいらっしゃいませ。 マイル戦線にニューヒーロー誕生、第二のモーリスか、そんな声がネット上で飛び交っています。日曜中山競馬場では東風ステークスが行われ単勝1.5倍に支持されたグレーターロンドンが完勝。長期休養明けを挟んで5連勝を決めました。 それにしても強いレースでした。道中1000m...

香港ダービー【前】

ようこそいらっしゃいませ。 今週日曜のシャティン競馬場では香港ダービーが行われます。今年は昨年に続き史上初の三冠馬誕生なるかが話題の中心です。分かりやすいので三冠馬と言いましたが、正式には香港における三冠は、古馬にも開放されいるスチュワーズS1600m、ゴールドC2000m、チャンピオンズ&チ...

香港ダービー【後】

ようこそいらっしゃいませ。 今週日曜に行われる香港ダービーでファンが楽しみにしているのは、昨日ご紹介したラッパードラゴンの史上初の4歳シリーズ3戦完全制覇なのは間違いないのですが、もう一つのワクワクドキドキにも期待が集まっています。パキスタンスターというジャイアンツコーズウェイからストームキャ...

コンドルは飛んでいく。

ようこそ、いらっしゃいませ。 ――とにかく無事で。元気に走って、何事も無く帰ってきてくれれば。 それが、すべての馬主さんの願いです。しかしその一方で、夢はどこまでも広がっていきます。いずれは、会の誇りである有馬記念に――当協会の会員のみなさまであれば、そんな遙かなる想いを抱いていらっしゃるの...

西から皐月を狙う

ようこそいらっしゃいませ。 土曜阪神競馬場では3歳オープン競走の若葉ステークスが行われます。上位2頭に皐月賞の優先出走権が与えられます。若葉ステークスは1985年に創設されたレースで、1999年までは中山競馬場で行われていました。2000年から阪神競馬場へ移設。現在に至ります。関西で行われる唯...

王者出陣

ようこそいらっしゃいませ。 日曜は中山競馬場でスプリングステークス、阪神競馬場で阪神大賞典が行われます。スプリングステークスには2歳王者サトノアレス、阪神大賞典には菊花賞に有馬記念を制覇したサトノダイヤモンドの両王者が出走。今年の競馬の行方を占う重要な一戦となっています。 スプリングステ...

王者の貫禄

ようこそいらっしゃいませ。 日曜阪神競馬場で行われた阪神大賞典は、単勝1.1倍の圧倒的支持を集めて出走したサトノダイヤモンドが完勝、レースレコードに0.1秒迫る好時計で今年初戦を飾りました。レースは最初の直線でウインスペクトルが先頭に立って逃走。縦長の展開になる中、サトノダイヤモンドは後方3番...

ドバイワールドCデー展望【前】

ようこそいらっしゃいませ。 いよいよ3日後、世界トップクラスのサラブレッドが集結したドバイワールドCデーが幕を開けます。参戦する日本馬は延べ6レースに総勢11頭と駒が揃いました。日本国内で馬券発売されるのは、4頭の日の丸カルテットが挑む最高峰ドバイワールドC、1頭で臨むドバイシーマクラシック、...

ドバイワールドCデー展望【後】

ようこそいらっしゃいませ。 史上初のドバイターフ連覇を目指していたリアルスティールの出走取消は残念です。鼻出血だそうですが癖になりやすい疾病でもあり、後を引かないよう捲土重来を祈るのみです。さて、そのドバイターフですが昨年以上のハイレベルともっぱらの評判です。最大の目玉はフランスのザラクでしょ...

シルバーコレクター

ようこそ、いらっしゃいませ。 今週末は日本でGI高松宮記念が、ドバイでは世界中の競馬関係者が注目するドバイワールドカップデー2017が行われます。 日本人ジョッキーが初めてこのドバイで騎乗したのは岡部幸雄元騎手と、武豊騎手の2人で、1993年に開催された第1回ドバイ国際騎手チャレンジに招待さ...

ドバイワールドカップデー

ようこそいらっしゃいませ。 ドバイワールドカップデーがいよいよ目前に迫りました。ドバイワールドカップには、アポロケンタッキー、アウォーディー、ゴールドドリーム、ラニの4頭、ドバイシーマクラシックにはサウンズオブアース、ドバイターフにはヴィブロス、ドバイゴールデンシャヒーンにはディオスコリダー、...

世界最強馬の証明

ようこそいらっしゃいませ。 日本時間の土曜深夜、ドバイ・メイダン競馬場ではドバイワールドカップデーが開催されました。 まずはゴドルフィンマイル(ダート1600m)に日本から出走のカフジテイクが登場。大外からの発走で後方を追走し、直線で追い上げるも先行馬には及ばず5着の結果でした。ゴドルフィン...

躍動する4歳世代

ようこそいらっしゃいませ。 日曜中京競馬場では春のG1シリーズ到来を告げる、高松宮記念が行われました。 電撃戦、いまだ混沌と。昨年秋の短距離王レッドファルクスが3.6倍で1番人気の座を得たものの、レッツゴードンキにメラグラーナ、セイウンコウセイ、シュウジ、ソルヴェイグと6頭が単勝ひと桁台で横...

ドバイを終えて

ようこそいらっしゃいませ。 まさに驚愕のひと言でした。先週行われたドバイワールドカップはアロゲートが完勝。7連勝目をドバイの地で飾り、ダート最強馬の称賛をさらに高めた日となりました。 日本国内で発売馬券されたドバイワールドカップの海外馬券でも単勝1.2倍の支持を集めてのレースでした。スタート...

ドバイからケンタッキーへ

ようこそいらっしゃいませ。 日本でも馬券発売され大いに盛り上がったドバイワールドCナイトですが、メインのワールドCのアロゲートの鬼神のような強さには、日の丸代表4頭が枕を並べて討死させられた悔しさも忘れて、ただ呆然とさせられました。でも今年もドバイターフを快勝のヴィブロスを筆頭に、日本馬が確か...

19万6517人の大コール

ようこそいらっしゃいませ。 弥生三月も今日で終わり。ようやく咲き始めたサクラとともに、明日から、卯月四月が始まります。 本日、3月31日を生誕の日とするサラブレッドは……第1回中山4歳牝馬特別(現桜花賞)を制したソールレデイ、第11回のダービー馬ミナミホマレを筆頭に、クロフネ、ヒシミラクル、...


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