きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話
ようこそいらっしゃいませ。 昨日の小倉記念、イアタリアンレッドの強さは格別でしたね。ちょっと見込まれすぎかなと思われた3キロ増55キロのハンデ、内枠有利の開幕週の馬場で17番枠と大外を引いてしまったこと、展開も脚質的にどうだろうと二重苦、三重苦の中でのレコード決着の見事な勝利には脱帽するしかあ...
ようこそいらっしゃいませ。 今年もフレッシュな蹄音を響かせる2歳ステークスが始まります。第1弾は海の見える競馬場・函館1200mからのスタートになります。ここを起点に小倉1200m、新潟1600m、札幌1800mと距離を延ばし、秋競馬へと突入していくことになります。 さて、1969年に創...
ようこそいらっしゃいませ。 函館2歳Sが約2ヶ月前倒しされて現在の時期に移行されたのが97年、それ以降はレースの趣きがかなり変わったとお話しました。ときにはクラシックホースを輩出していたレースなのですが、ただ1頭だけを例外として仕上がりの早い馬の独壇場になりました。 97年以降、14頭の...
ようこそいらっしゃいませ。 函館2歳Sが9月下旬から現在の時期に移設された97年から以降、唯一の例外を除いて勝ち馬はその後、半数が未勝利に終わり、残りの半数も伸び悩む傾向が顕著、そんなお話をしてきました。 さて、唯一の例外というのが97年の勝ち馬アグネスワールドです。彼は父が快速ダンチヒ...
ようこそいらっしゃいませ。 今年の2歳重賞の緒戦となる函館2歳Sが今週のメイン。持ち時計が1番のコスモメガトロンに注目が集まっています。父がサクラバクシンオー、母父マルゼンスキーという快速血統です。 バクシンオー産駒の函館2歳S馬というと06年のニシノチャーミーが記憶に新しいですね。後に...
ようこそいらっしゃいませ。 馬主にになられる方はたいていロマン好きなのでしょうか。馬名にも壮大な悠久ロマンを秘めたものが少なくありません。函館2歳Sに出走のパチャママもそんな1頭ですね。 南米アンデス山脈沿いの広大な高原地帯で繁栄したインカ帝国、80もの民族を束ねる公用語はケチュア語とさ...
ようこそいらっしゃいませ。 昨日、アスコット競馬場で行われた騎手招待競走シャーガーCは、チーム対抗戦はアイルランドが勝利を収め、個人部門では前評判どおりイギリスのポール・ハナガン騎手がミルコ・デムーロ騎手らを抑え優勝しています。 日本から世界選抜の一員として参戦した武豊騎手は、シャーガー...
ようこそいらっしゃいませ。 今年最初の2歳重賞・函館2歳Sはアドマイヤムーン産駒のファインチョイスが好位からアッサリ抜け出して快勝しました。おめでとうございます。 アドマイヤムーンは今年から産駒を送り出しはじめたダーレージャパン期待の新種牡馬です。ここまで3頭が勝ち上がりファインチョイス...
ようこそいらっしゃいませ。 海の向こうのディープインパクト産駒がなかなかの頑張りです。先週はフランスでアクアマリンという牝馬がデビュー2連勝を飾り、これで重賞戦線へ名乗りを上げることになるのでしょうか。オーナー・ウィルデンシュタイン家の主戦ジョッキーのクリストフ・スミヨン騎手が騎乗しています。...
ようこそいらっしゃいませ。 今週はサマースプリントシリーズ第3弾の北九州記念に注目です。サマー2000シリーズは七夕賞、小倉記念を連勝したイタリアンレッドがボーナス賞金をほぼ手中にした感じですが、こちらの方はまだ勝負が終わっていなくて、場合によっては、最終戦のセントウルSにまで決着が持つこれこ...
ようこそいらっしゃいませ。 サマースプリント第3弾の北九州記念の話題をお届けしています。サンダルフォンは旧約聖書に出てくる双子の天使が馬名の由来。天を衝く巨大な身体をしていたと伝えられ、540キロ台の雄大な馬格を誇るこの馬には似合いの馬名かも。 馬主さんが北海道に拠点をおくオーナーブリー...
ようこそいらっしゃいませ。 今週の小倉メイン北九州記念はテイエムオオタカが人気でしょうか。未勝利を勝ち上がるのに8、3、10、1着と4戦を要しています。敗れたのはいずれも1600m戦、距離が長かったのでしょう。 この馬が素質の片鱗を見せたのは京王杯2歳Sでした。勝ったのが後に朝日杯とNH...
ようこそいらっしゃいませ。 クイーンSの出馬表をながめていると、“花の命は短くて”なんて感傷的な言葉を思い浮かべてしまいます。14頭中の半数7頭が前走2桁着順でした。 オープン入りして頭打ちというのではなく、重賞勝ちの華々しい経験がある馬も少なくありません。それがある日を境に突然走らなく...
ようこそいらっしゃいませ。 先日のニュースですが、福島原発事故の被災馬たち9頭が北海道・日高町の人々の温かい支援で日高に疎開しました。彼らは競走生活を終えて南相馬市の農家などに引き取られ、相馬野馬追のスターとして第2の“馬生”を過ごしていたようです。 その中にメジロマイヤーの名前もありま...
ようこそいらっしゃいませ。 大震災で亡くなられた方々、ご遺族の皆さんは初盆を迎えます。改めて心よりご冥福をお祈り申し上げます。 悲しい初盆の日、被災地盛岡競馬場ではクラスターCが行われます。10月の盛岡名物のG1マイルチャンピオンシップ南部杯が東京競馬場へ移設されるため盛岡では今年最後の...
ようこそいらっしゃいませ。 昨日は北の盛岡を舞台にドスライスが凄い競馬を見せました。これでダート1200mは2連勝ですから距離が合ったのでしょう。それにしても良馬場で1分10秒4は速いですね。逃げたラブミーチャンの息が上がるのも仕方がありません。 ドスライスはアメリカ生まれの外国産馬で、...
ようこそいらっしゃいませ。 札幌記念でレッドディザイアが帰ってきます。昨年暮れの有馬記念以来ですから8ヶ月半ぶりになります。思えば昨年の彼女は長い旅路を歩んできたものです。 年明け緒戦はドバイのマクトゥームチャレンジカップR3(G2)、スローペースを後方から差し切って強い競馬を見せました...
ようこそいらっしゃいませ。 今週のメイン札幌記念ですが、アーネストリーが出走回避、レッドディザイアが昨年の有馬記念以来の久々とG1ホースに頼れない状況になってきました。 混沌としてきたのはレースの行方ばかりではなく、ボーナス賞金5000万円がかかったサマー2000シリーズ戦線にも少なから...
ようこそいらっしゃいませ。 アンライバルドが引退を決めたかと思えば、ヴィクトワールピサが凱旋門賞への出走を断念、ネオユニヴァース産駒の残念なニュースが流れました。 ネオユニヴァースは今年の2歳を含めて4世代を送り出していますが、アンライバルドは初年度産駒でデビューの新馬戦では、ダービー2...
ようこそいらっしゃいませ。 雨模様ですが、しのぎやすい週末になりました。今週も北から札幌、新潟、小倉の三場開催で行われます。 明日の札幌新馬戦(芝1800m)に出走のグランデッツァは桜花賞馬マルセリーナの半弟という血統になります。父がディープインパクトからアグネスタキオンに変わりましたが...
ようこそいらっしゃいませ。 週中、名古屋競馬所属の宮下瞳騎手が引退記者会見を行いました。女性騎手としては史上最高の626勝を上げた第一人者でした。最近は韓国に主戦場を移した国際派ジョッキーでもありました。残念ですが、オメデタということであれば仕方がありません。お疲れさまでした。おめでとうござい...
ようこそいらっしゃいませ。 昨日の札幌記念、いいレースを見せてくれましたね。勝ったトーセンジョーダン、これでG2は3勝目です。このクラスだと安定いしていて強いですね。もう一回り成長して秋にはG1でいいところを見せてください。 ハナ差2着のアクシオンは本当に惜しかったです。サンデーサイレン...
ようこそいらっしゃいませ。 チャンピオン馬には5000万円のボーナス賞金が贈られるサマー2000シリーズは最終戦の新潟記念を待たずにイタリアンレッドの戴冠が決まりました。関係者のみなさま、おめでとうございます。 ネオユニヴァースの子供ですが、牡駒は初年度から皐月賞馬アンライバルド、ダービ...
ようこそいらっしゃいませ。 今週の札幌メイン・キーンランドS(芝1200m)は、サマースプリントシリーズの行方がかかっていると同時に、秋の頂上決戦スプリンターズSへの前哨戦の顔も持っています。 昨年は香港のウルトラファンタジーに勝たれましたが、今年はそれ以上に強力なメンバーが揃いました。...
ようこそいらっしゃいませ。 今週で8月ミッドサマー競馬も終わり秋の足音が近づいて来ました。中山競馬場では芝の養生などもしっかり施され、開幕を待つばかりの状態に整えられています。 気候の関係で番組のテンポが一足早いヨーロッパでは、9月といえば、もうファイナルラウンド突入モードになります。ア...
ようこそいらっしゃいませ。 明日の札幌新馬戦でゴールデンクラウンがデビューします。父フジキセキ、母ゴールドティアラの血統です。馬名は母からの連想ですね。ティアラはご存じのように女性の髪飾り風の冠ですが、クラウンは文字通りの王冠を意味します。母子そろって高貴なる王族の系譜に属しているわけです。 ...
ようこそいらっしゃいませ。 今年の英ダービー馬で凱旋門賞でも本命視されていたプールモア、本番まで1ヶ月足らずとなって引退が決まったそうです。ダービーでの稲妻がきらめくような末脚が忘れられません。 原因は後肢で前脚の蹄を傷つけてしまったということです。踏み込みの深い馬だったのでしょう。同じ...
ようこそいらっしゃいませ。 土曜日の小倉、9Rひまわり賞で興味深い“事件”が起きました。5着に入線したカシノエルフの日吉正和調教師が、3着のテイエムハゼンカゼに直線で走路妨害されたとして異議申し立てを行ったというのが“事件”のあらましです。 到達順位の確定前であれば、馬主、調教師、騎手は...
ようこそいらっしゃいませ。 ホーリックスが亡くなったそうです。28歳だったそうです。彼女がジャパンCを勝ったのは1989年ですから22年前になります。最後まで何かと2の縁に結ばれたエピソードに彩られた馬でした。 1989-11-26日の第9回ジャパンCは、イギリスから来たイブンベイが2ハ...
ようこそいらっしゃいませ。 今週の小倉2歳Sに登録のあるマコトリヴァーサルは、父がタヤスツヨシ、なんだか懐かしくて嬉しくなります。彼は3年前に他界しているので最後の産駒ということになります。 タヤスツヨシはサンデーサイレンスが生んだ最初のダービー馬。同世代にフジキセキがおり、その後も続々...