きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2011.8.15

ようこそいらっしゃいませ。

大震災で亡くなられた方々、ご遺族の皆さんは初盆を迎えます。改めて心よりご冥福をお祈り申し上げます。

悲しい初盆の日、被災地盛岡競馬場ではクラスターCが行われます。10月の盛岡名物のG1マイルチャンピオンシップ南部杯が東京競馬場へ移設されるため盛岡では今年最後の交流重賞、被災者の方々を元気づける熱いレースになってほしいですね。

復活した笠松の快速娘ラブミーチャンが、馬主の小林祥晃さんの強い意向もあって出走してくれます。ちなみに小林さんは中央から盛岡・板垣吉則厩舎へ移したオシャベリコパと2頭出しという力の入れようです。初盆のこのレースに並々ならぬ思いがあるのでしょう。

ラブミーチャンはデビューから5戦5勝で全日本2歳優駿を勝ち、NRA史上初の2歳の年度代表馬に輝いた快速馬です。その後は桜花賞路戦をめざしたり芝スプリントに挑戦したり、可能性を試すレースが続きましたが、ようやく本来のダート短距離戦で本領を発揮するようになりました。ここが文字通り“正念場”と言える一戦になるのでしょう。

父サウスヴィグラスは02年のこのレースをレコード勝ち、父娘制覇のかかった一戦にもなります。この偉業の前に立ちふさがるドスライスの鞍上・柴田善臣騎手はサウスヴィグラスの主戦騎手として活躍した人です。なんだか皮肉な巡り合わせになってきました。

ともあれすべての御霊が癒されるような爽やかなレースになってくれることを祈っています。