きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2011.8.18

ようこそいらっしゃいませ。

今週のメイン札幌記念ですが、アーネストリーが出走回避、レッドディザイアが昨年の有馬記念以来の久々とG1ホースに頼れない状況になってきました。

混沌としてきたのはレースの行方ばかりではなく、ボーナス賞金5000万円がかかったサマー2000シリーズ戦線にも少なからぬ影響を及ぼしそうな雲行きになってきました。ご存じのようにこのシリーズは夏に行われるローカル開催の2000m重賞5レースを対象にポイント制で争われます。質の高い競走馬を集めてローカルを盛り上げるためのいわばインセンティブ・ボーナスというコンセプトですね。

今年のシリーズは七夕賞、小倉記念をイタリアンレッドが連勝、早々とサマー2000当確というのが大方の見方でした。ところが札幌記念の混戦ムードが高まる中で函館記念を勝ったキングトップガンにチャンスが回ってきました。札幌記念はG2ということでポイント面で優遇され、ここを勝てば一発で大逆転が決まります。イタリアンレッドは秋に備えて放牧に出されていますから、シリーズ最終戦・新潟記念での再逆転は不可能です。果たしてトップガン渾身の大駆けはあるのでしょうか。

思えばキングトップガンが準オープンを勝ったのは3年前、以来、走っても走っても勝利どころか二桁着順がほとんど、もう“終わった馬”と誰も気にもかけませんでした。ところが春に目黒記念、夏に函館記念を連勝して大変身、夏の王者に君臨する可能性まで出てきました。だから馬は分かりません。

目黒51キロから函館54キロ、そして札幌では57キロ、“二階級特進”みたいな3キロ増を繰り返しています。この勢いが本物か、やけに気になる存在になってきました。