きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

王者出陣

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日曜は中山競馬場でスプリングステークス、阪神競馬場で阪神大賞典が行われます。スプリングステークスには2歳王者サトノアレス、阪神大賞典には菊花賞に有馬記念を制覇したサトノダイヤモンドの両王者が出走。今年の競馬の行方を占う重要な一戦となっています。

スプリングステークスの方はオッズが割れています。単勝の1番人気はアウトライアーズで3.5倍、2番人気はサトノアレスで3.6倍、3番人気がトリコロールブルーで3.7倍、4番人気がウインブライトで5.9倍、5番人気がモンドキャンノで8.1倍で5頭が10倍を切るオッズで横並び状態。アウトライアーズが2歳王者をおしのけ1番人気となっています。
アウトライアーズは4戦2勝。評価を高めているのが3戦目の百日草特別で、このとき3着に敗れたとはいえ1着のアドマイヤミヤビはクイーンカップ、2着カデナはラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスに弥生賞といずれもその後重賞を勝っている馬です。2歳王者のサトノアレスとて、新馬戦では出遅れ、2戦目は掛かっていずれも2着に終わるも、それ以降は3連勝。ベゴニア賞では33秒台の末脚を披露するなど、切れ味を武器にした末脚で2歳王者を手にしています。朝日杯フューチュリティステークスは6番人気でしたが、スプリングステークスを勝てば3歳クラシック戦線の主役の地位を確固たるものとなるでしょう。アウトライアーズにサトノアレス、どちらが主役の座の礎を築くでしょうか。

阪神大賞典の方はサトノダイヤモンドが単勝1.1倍と一本かぶりの状況となっています。サトノダイヤモンドは阪神大賞典から天皇賞(春)、渡仏し秋にはフォワ賞から凱旋門賞の青写真が描かれています。まずは今年初戦。王者の風格を漂わせ、どのような走りを魅せてくれるかとても楽しみです。

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