きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ザ・前哨戦

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日曜に京都競馬場で行われるシルクロードステークスには、昨年暮れの京阪杯1、2着馬のサトノルパンにビッグアーサー、阪神カップ優勝馬のロサギガンティアは5月の京王杯スプリングカップへ向けての調整になりましたが2着のダンスディレクター、淀短距離ステークスで短距離3連勝を決めたローレルベローチェに同レース2着のアースソニック、京洛ステークスにラピスラズリステークスとオープンの短距離レース2連勝中のネロと、まさに「ザ・前哨戦」といった高松宮記念本番さながらのメンバーが揃いました。

昨年までの短距離戦線を振り返れば、不動の王者ロードカナロア引退以降、主役不在がつづいた状況で、昨年春の高松宮記念では香港馬エアロヴェロシティに王座を奪われ、快速女王ストレイトガールが秋にG1連覇を達成したものの香港スプリントを持って引退と、再び王座は空位へと戻っていった状況でした。
そんな中で行われた暮れの京阪杯では、デビューから短距離5連勝で駆け上がってきたビッグアーサーをサトノルパンがアタマ差振り切って優勝し、短距離界のエース候補に踊りでたところで、阪神カップでさらにロサギガンティア、ダンスディレクターがビッグアーサーを破り、別路線からローレルベローチェ、ネロが快速を見せ続けるなど、群雄割拠、覇権争いが激化しています。

今回のシルクロードステークスはハンデ戦ですが、互いの立場を考えると本番へ向けて結果を残しておきたいレースでもあります。
願わくばよい馬場状態でではありますが、週末は雨模様。日曜日には天気が回復する予報も出てますから、どこまで馬場が回復するかでしょうか。

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