きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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今年はなんだかG2レースが充実していますね。先月の日経新春杯は大器ルーラーシップが強い勝ち方でドバイシーマクラシックの招待状を見事にゲットしました。

今週の京都記念も楽しみなメンバーが顔を揃えています。ダノンシャンティはロイヤルアスコットが目標ということで、海外メディアもそのレースぶりに注目しているようです。NHKマイルCの勝ちっぷりがあまりに強烈だったものですから、ハイレベルなマイラーといったイメージがぬぐい去れないのですが、松田国英調教師はまだこの馬の適性を探っているのでしょうか。このレース次第でロイヤルアスコットで、マイルG1のクイーンアンSを選ぶのか、2000mのプリンスオブウェールズSへ進むのか見定めるのでしょう。

前売りではトゥザグローリーが1番人気のようですね。有馬記念3着で良血開花と期待を集めているのでしょう。この馬もマイルチャンピオンシップに挑戦(7着)するなど腰の定まらないところがありましたが、こうなると宝塚記念あたりが春の大目標になるのでしょうか。

ビッグウィークは菊花賞後に裂蹄気味で休養していましたが、思いのほか早い立ち直りで春の天皇賞へ始動できました。凱旋門賞馬バゴが出した初のG1ホースですが、バゴ自身1600mから2400mまで距離適性に融通が利いた馬で、鉄砲使いも2戦2勝と久しぶりを苦にしないタイプでした。58キロは比較上辛いのですが、粘り強い先行力で頑張るでしょう。

4歳勢では衰えを知らないタフな末脚の持ち主、ヒルノダムールも人気の一角を形成しています。オウケンブルースリやメイショウベルーガなど歴戦の古馬がなんとなく印象が薄くなってしまうほどの豪華メンバーです。フレッシュな共同通信杯も興味津々なのですが、完成に近づいた古馬たちの中身の濃い一戦にも期待です。

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