きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

池江泰寿先生、おめでとうございます!

ようこそいらっしゃいませ。

1月13日――今日は、池江泰寿調教師(1969年)と白井寿昭元調教師(1945年)の誕生日。
歴史を遡ると、加賀前田家江戸藩邸上屋敷に御守殿門(ごしゅでんもん)…現在、東京大学のシンボルにもなっている赤門が建立された日(1828年)であり、141年前(1876年)の今日は、東京で観測史上最も低いマイナス9.2度を記録。昨年は、国民的アイドル、SMAPの解散騒動が報じられるという衝撃的な日でした。

もうひとつ。これを書くと、嫌煙家の方には叱られるかもしれませんが。1946年のこの日は、高級タバコ「ピース」が発売された日で、当時は10本入りで7円。日曜・祝日に1人1箱だけに限られていたそうです。昔は、左手に競馬新聞、右手には赤ペン、タバコをふかしながら予想に熱中して人であふれていた競馬場も、今は一部のスペースを除きほぼ全面禁面。烏兎怱怱――昭和の競馬場を知る愛煙家の方には隔世の感があります。

現在、競馬評論家として活躍されている白井氏は、ダンスパートナー、スペシャルウィークなどを育てた名伯楽で、馬の血統論に関しては、なるほど!とうならせるものをお持ちです。

池江泰寿調教師は――いまさら説明の必要がないほどの実績を積み上げて来られた、名調教師。「一度は愛馬は預けてみたい!」。そう思っていらっしゃる方が多いのではないでしょうか。馬にも、人にも厳しかった名伯楽、泰郎氏を父に持ち、武豊騎手とは幼稚園からの幼なじみ。共に競馬オタクで、小学生の頃から、会えば競馬の話ばかりしていたという一風変わった小学生だったようです。

確かな理論と、後から後から溢れ出る情熱の人――どの馬とも一頭一頭、真摯に向き合うその姿は、This is Trainer! 日本の競馬界に無くてはならない先生です。

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