きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

いざ砂上決戦への舞台へ

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今週は1回中山開催のオーラス、アメリカジョッキークラブカップと中京競馬場でダート重賞東海ステークスが行われます。東海ステークスは今年で34回目を迎えるレースですが、これまで冬場の開催に春開催と時期を行き来しているレースです。

東海ステークスというと、春開催の印象も強いファンも多いのではないでしょうか。以前この時期はフェブラリーステークスの前哨戦として京都競馬場で平安ステークスが行われていました。その平安ステークスと入れ替わるように、東海ステークスは1月開催に変更。もともと東海ステークスは「ウインターステークス」の名称で12月の中京開催で行われていました。いわば元の冬開催に戻った形となりました。

さてその東海ステークスですが、2013年の優勝馬グレープブランデーにしろ、2015年優勝のコパノリッキーにしろ、フェブラリーステークスへつながるレースとして重要な役目を果たしています。以前この時期に開催していた平安ステークスは人気薄馬の台頭で波乱が多いレースでした。穴党にとっては平安ステークスの方が面白さはあるのでしょうが、実力伯仲、フェブラリーステークスへの直結さでいけば東海ステークスがこの時期に戻って正解だったように思います。

今年は16頭が東海ステークスへと集まりました。チャンピオンズカップ3着のアスカノロマンに、復帰2戦目でフェブラリーステークス2着の実績を持つインカンテーション、実力馬多き4歳世代からグレンツェント、ラストインパクトの初ダート挑戦など話題が集まります。砂上の決戦の地へ、どの馬が飛び出していくでしょうか。

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