きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2011.1.25

ようこそいらっしゃいませ。

海の向こうから嬉しい便りです。世界中から大注目のシーザスターズの初産駒が誕生しました。

ご存じのようにシーザスターズは09年の世界チャンピオンです。デビュー戦こそ4着に負けましたが、以後は8戦8勝、英2000ギニー、ダービー、凱旋門賞などを制しています。中でも語り継がれるだろう圧倒的なパフォーマンスは、凱旋門賞の直前に戦った愛チャンピオンS。

彼に苦杯を舐め続けてきた名門エイダン・オブライエン厩舎は、フェイムアンドグローリー、マスタークラフツマンなどなんと5頭出しで“シーザスターズ包囲網”を形成します。しかし名伯楽の“必殺技”も彼にはまったく通用しません。直線でアッという間に抜け出すと2馬身半差でゴールします。ワールドサラブレッドランキングはこのパフォーマンスに対して、この年最高の136ポンドのレーティングを付与します。完勝した凱旋門より強い内容だったという評価です。

父がダンチヒ直仔グリーンデザート産駒のケープクロス。ジャックルマロワ賞でタイキシャトルの3着だった馬です。母アーバンシーは競走馬として凱旋門賞を勝ち、繁殖牝馬として大種牡馬ガリレオを輩出しています。母仔が凱旋門賞に勝ち、兄弟でダービーを制した凄い血統です。アーバンシーの半弟に2000ギニー馬キングズベストがおり、昨年、日本でダービーをなで切ったエイシンフラッシュ、英ダービー、凱旋門賞のワークフォースを輩出しました。つくずく凄い一族ですね。

配合相手も凱旋門賞馬ザルカヴァ、日本のウオッカなど超一流の牝馬たちを集めています。ちなみに初産駒の母はオーストラリアからやってきたそうです。ウオッカの子供はもう少し時間がかかりそうですが、なんとも楽しみでなりません。