きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2011.1.6

ようこそいらっしゃいませ。

中山からまた1頭、スターホースが誕生しまました。金杯を鮮やかに抜け出したコスモファントムです。

彼はご存じのようにダートの未勝利戦を勝ち上がり、オープン特別を2着、1着と好走してラジオNIKKEI杯に挑戦、ヴィクトワールピサのクビ差2着と素質の高さを見せました。3着ダノンシャンティ、4着ヒルノダムールを引き連れてのものです。その後、順調さを欠いてやっと間に合ったダービーでは10着、でも勝ったエイシンフラッシュから0.9秒差と立派なものでした。

その1ヶ月半後、彼の姿は大井競馬場にありました。挑んだジャパンダートダービー、伏兵マグニフィカの逃げを許しますが2着は確保して高いダート適性を改めて実証します。

芝のクラシック戦戦で一級の活躍を見せて、その後ダートに転じて成功した先輩は数多くいます。アドマイヤドンは朝日杯FSでG1ウィナーに輝き、三冠レースにはすべて出走し7着、6着、4着、少し足りないといえばそうなのですが、将来を感じさせる走りだったと思います。ヴァーミリアンもラジオたんぱ杯2歳Sの覇者でした。ゴールドアリュールはダービー5着と掲示板を確保しました。彼らがその後ダート界に転じて大成功したのはご存じの通りです。

コスモファントムもそういう道を歩むのかと思っていましたが、彼はターフに帰ってきました。父スティーヴンガットイーヴンはA.P.インディの直仔でドンHなどダートG1を勝っている一流馬です。BCジェベナイルのスティヴィーワンダーボーイを輩出して種牡馬としても期待の高い存在のようです。ダートは鬼といっていい筋金入りの血統でしょう。母の父パリスハウスはイギリスで活躍したスプリンターでG1ナンソープS(芝1000m)で2着2回の記録があります。ここらに芝での軽快な先行力の源があるのでしょうか。

芝砂兼用のレーサーの誕生ですね。あまり無理をしないで馬と相談しながら、中央のファンも地方のファンも楽しませてくれたらいいですね。