きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2011.1.19

ようこそいらっしゃいませ。

アメリカのエクリプス賞・年度代表馬にゼニヤッタが選ばれました。生涯20戦19勝、昨年は6戦5勝と文句のない成績です。たくさんのファンに愛され競馬を盛り上げた功績も大きいですね。全米のファンもホッと胸をなでおろしているでしょう。

気の毒だったのはBCクラシック覇者のブレイムです。彼はそのBCクラシックでゼニヤッタを破っています。全米の頂点を極める最高レースで直接対決し、彼女に土をつけた世界唯一の存在となったのですから、年度代表馬の資格は十分すぎるほど備えています。

まぁ、一昨年はゼニヤッタが同じような立場でした。BCクラシックを無傷のまま制しながら、彼女の活躍が牝馬限定レースに偏っていたことや、好んでオールウェザーを走ったのが減点(?)されたのかレイチェルアレクサンドラに栄光を持っていかれました。

最後の最後で花道を飾ったことになります。オーナーのジェリー・モスさんも大喜びでしょうね。ゼニヤッタ人気のいくらかは彼の貢献でしょうから。世界的に高名な音楽プロデューサーの彼はいろんな分野で人を楽しませてくれます。でもゼニヤッタのオーナーというのが最高の称号かも。

『もしゼニヤッタが選ばれなかったらネットが炎上する』競馬とは関係のない風評が流れたりもしました。ゼニヤッタの絶大な人気はよく分かりますが、競走馬の顕彰というよりイベント化してるのは気になります。これで2年連続BCクラシックの覇者が栄誉を掴み損ねました。レースの価値はどうなってしまうんでしょうか。

ブレイムは残念でしたが種牡馬の仕事が待っています。祖母バウンドは大種牡馬ヌレイエフを兄と仰ぎ、サドラーズウェルズの母フェアリーブリッジを姉に持つ良血、世界中に存在感と大きな影響力を示している血統です。ブレイムとゼニヤッタ、何年か後には子供同士の対決を楽しませてください。