きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2011.1.15

ようこそいらっしゃいませ。

今、北半球ではシーズンの変わり目で前年の活躍馬が表彰されます。代表的なものにヨーロッパのカルティエ賞があり、こちらはBCマイル3連覇のゴルディコヴァが選出されています。日本のJRA賞はご存じのようにブエナビスタでしたね。

そしてオオトリというわけでもないでしょうが、来週月曜にはアメリカのエクリプス賞が発表されます。もしゼニヤッタが選ばれるようなことになれば、日欧米すべての年度代表馬が牝馬の受賞になります。なんだか時代の趨勢を物語っているような気がします。

さてエクリプス賞、その行方が大騒ぎになっているようです。いまや全米のアイドルホースとなったゼニヤッタか、彼女の20連勝をBCクラシックで阻止したブレイムか、国民がかたずを飲んで注目しています。

ゼニヤッタはここ3年、シーズンを通して大車輪の働きをし、アメリカ競馬の人気を支えてきた大功労馬です。彼女が出走する競馬場はいつもファンでいっぱいでした。

オーナーで著名なミュージシャンのジェリー・モス氏は、『今年の彼女は歴史になったし、昨年の彼女も歴史になった。彼女は昨年BCクラシックを勝ったがタイトルを獲れなかった。彼女の頑張り、多くの異なった競馬場で走ったこと、多くの人々を楽しませたこと、人々は長く彼女を語り継ぐでしょう。競馬界が祝福すべき馬なのです』とゼニヤッタこそ年度代表馬にふさわしいと力説しています。

一方のブレイム陣営はゼニヤッタの活躍を賞賛しつつも、『我々は直接対決の結果を重視する』と控えめに見えてかなり信念に満ちた発言をしています。

結果は神のみぞ知るところですが、引退してもなお、人々の注目を集め続けるゼニヤッタ、本当に偉い馬です。