きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2011.1.27

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サッカーの日本代表の快進撃が話題を呼んでいます。そんな中、昨夜のテレビ番組で三浦知良選手が松岡修造さんのインタビューに応えていました。

ご存じのように三浦知良ことキングカズは1990年代以降の国際化する日本サッカーの歴史そのものでした。中学3年の時、志望校を聞かれ《第一志望ブラジル》と答えたエピソードはあまりにも有名です。言葉どおり彼は単身ブラジルに渡り、サントスFCを皮切りに5チームを渡り歩き修行を積みます。

1990年、Jリーグ発足直前の日本に凱旋した彼は素晴らしいプレートとともに数々のドラマを生んでくれました。今もサッカーファンのあいだに伝説として語り継がれている《ドーハの悲劇》《ジョホールバルの歓喜》《ニヨンの衝撃》すべての中心にいたのはキングカズでした。

彼は現在、J2の横浜FCでプレーを続けています。アジア人初のセリエAとして脚光を浴びたこともあります。クロアチア、オーストラリアなどサッカーがプレーできて、彼を必要とする人々がいれば、どこへでも出かけていきました。

そんなキングカズ、大好きな言葉があります。日本は世界を相手に戦っていけるかと聞かれて、《日本も世界なんですよ》と答えたそうです。キングカズの頭の中には、日本もブラジルもイタリアもなく、クロアチアもオーストラリアもまったくないのでしょう。あるのはサッカーだけ、ボールとちっぽけでも広っぱがあれば、そこが世界なのでしょう。

外国人ジョッキーの前に顔色をなくしている最近ですが、彼らの頭の中もキングカズと同じだろうと思ってしまいます。馬がいて鞭があれば、そこが彼にとって世界なのでしょう。こういう人たちが強いのは当たり前です。フィジカル、メンタル、テクニック、それ以前の話です。そういうところから考え直さなければいけないのかも、キングカズに大切なことを教わったような気がします。