きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2011.1.13

ようこそいらっしゃいませ。

先ごろ登録抹消して引退が決まったタイガーマスクが中山競馬場の誘導馬として“第2の馬生”を送ることになったようです。

賞金全額(95%)を恵まれない子供たちに寄付するというチャリティホースとして人気の高かったサラブレッドでした。当協会員のオーナー山本英俊さんの発案でスタートし、藤沢和雄調教師、武豊騎手や三浦皇成騎手などをはじめジョッキーの皆さんも心良く協力してくれたようです。最近、巷をにぎわせている“タイガーマスク現象”のさきがけでした。

そもそも馬主になった時から、競馬を通じて社会貢献したいという思いがあったそうです。アメリカでキングマンボ産駒を購入した瞬間にタイガーマスクと命名したのは決意の現れでした。日本では商品名やキャラクター名は馬名登録を受けられないため、現地アメリカで登録手続きを済ませて来日しました。どうしてもタイガーマスクでなくてはならなかったのです。こういう“真摯な遊び心”というのがとても素敵です。

大型馬で仕上がりが遅れたのと、デビュー後にノド鳴りや屈腱炎を患うなど順調な競走馬生活ではありませんでした。でも、彼は健気に走り抜き多くの子供たちを喜ばせ、単勝馬券を握りしめて応援するファンを一喜一憂させてくれました。タイガーマスクくん、関係者の皆さんに、心からありがとうをいいたい気分です。今度、中山競馬場に会いに行きたいと思っています。