きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2011.1.29

ようこそいらっしゃいませ。

今日は高松宮記念のステップレース・シルクロードS、明日は根岸S、京都牝馬Sのダブル重賞が行なわれます。

根岸Sは来月のフェブラリーSのトライアルという位置づけです。本番へのひと叩きという実力馬に注目するのか、底力が問われる東京1600mでは自信がないが、1400mのここならと狙いを定めてきた馬を取るか難しいですね。

昨日はシルクロードSのジェイケイセラヴィを例にとって同じようなお話をさせていただいたのですが、今日はケイアイガーベラという牝馬を考えてみました。

ご承知のようにダート1400mは8戦7勝のスペシャリストです。プロキオンSでは日本レコードで完勝しています。ところが1600m以上は3戦3敗、二桁着順2度とふるいません。1400mでこその馬だと思うしかありません。

父スマーティジョーンズは8戦8勝で三冠目のベルモントSに挑み、惜しくも2着に敗れた名馬ですが、彼がもっとも衝撃的なパフォーマンスを発揮したのはダート1400m戦で15馬身差というあっ勝劇を演じています。

母アンナステルツは全兄にバウンダリーがいるダンチヒ産駒。バウンダリーはほぼ1200m戦を使われ8戦6勝のスプリンター。産駒にはカジノドライヴのライバルとして話題を呼んだ二冠馬ビッグブラウンがいます。日本では2歳時に中山芝1200mで1分7秒8と今も残る驚異的なレコードを記録したサーガノヴェルが活躍しました。ケイアイガーベラはこの母系の影響が大きいのでしょうね。

日本には希少なパワータイプのスプリント血統の成功例ですから、非SS系ということも含めて繁殖としての価値は高そうです。ぜひ無事に走り続けてほしいものです。