この私が切り込み隊長となって馬主、調教師、騎手に話を伺う『キャプテン渡辺のウィナーズサークル』。
今回は2018年JRA賞最優秀ダートホース馬ルヴァンスレーヴ、共同通信杯を勝ったダノンキングリーを管理する萩原調教師にお話を伺いました。
馬自身が徐々にパワーアップ
キャプテン渡辺(以下、渡辺):今回は昨年最優秀ダートホースに輝いたルヴァンスレーヴを管理されている萩原調教師にお越しいただきました。
萩原清調教師(以下、萩原):よろしくお願いします。
渡辺:今年のフェブラリーステークスは藤田菜七子騎手もあり例年以上に盛り上がったレースとなりました。ルヴァンスレーヴの名があればもっと盛り上がってましたね。ルヴァンスレーヴのいまの状況はいかがですか?
萩原:ゆっくり休んでいます。ファンの皆さんも含めてご心配されたと思いますが、ケガは軽症でした。当初フェブラリーステークス、ドバイを目標として掲げてはいましたが、昨年1年間がんばりましたので、ある意味、休ませるにはちょうどいまのタイミングでよかったと思います。
渡辺:入厩してきたときから大物感漂っていたのでしょうか?
萩原:正直申し上げるとオープンまでいくとは思っていましたが、G1馬になるとは思っていませんでした。
渡辺:どのあたりから、これは!と感じましたか?
萩原:ユニコーンステークスですね。
渡辺:たしかにあのレースでは3馬身ちぎっての勝利でした。でも怪物になるかどうかは、走ってみないとわからないところが多いのですね。
萩原:そうですね、競馬を使っていって、徐々に強い馬なんだな、と認識できるようになります。。
渡辺:改めてルヴァンスレーヴの復帰が楽しみですね。
萩原:ルヴァンスレーヴは皆さんが期待している馬ですから、オーナーも含めていろんな方が夢を見ていただける馬だと思ってます。
渡辺:どんな夢をルヴァンスレーヴとみていきたいですか?
萩原:本当の意味でチャンピオンになることですね。
渡辺:もう十分チャンピオンを名乗ってもいいと思うんですが...。
萩原:世界で勝ってこそ、本当の意味でチャンピオンだと胸を張れると思っています。
クラシック戦線で楽しみな1頭
ルヴァンスレーヴ同様今後が楽しみな一頭だ
渡辺:もう1頭、楽しみな1頭としてダノンキングリーが共同通信杯で朝日杯フューチュリティステークス馬を破って勝利されました。ダノンキングリーへはどのような印象を持たれていますか?
萩原:とてもいい筋肉していますし、性格も前向きですね。
渡辺:共同通信杯での上がりタイムも32秒台ですから、クラシックも意識されるのではないですか?
萩原:共同通信杯入れてレースはまだ3走ですし、どれくらいのレベルにあるのかはまだこれからだと思います。
渡辺:ルヴァンスレーヴにダノンキングリーと強い馬を複数管理されていると、両馬を同じ場に居合わせないようにするとか、気を遣われたりしますか?
萩原:それはないですよ(笑)。
渡辺:そうなんですね(笑)。このインタビューが掲載されるころにはクラシックも始まっていますが、3歳牡馬戦線を賑わすような結果を期待しています!