【第1回】悲願のG1制覇
お笑い芸人のキャプテン渡辺です。趣味は競馬にパチスロ、麻雀とギャンブル毎日三昧。土曜テレビ東京系列で放送中の『ウイニング競馬』にも出演中!
この私が切り込み隊長となって馬主、調教師、騎手に話を伺う『キャプテン渡辺のウィナーズサークル』。
今回は、昨年のマイルチャンピオンシップに全日本2歳優駿と、立て続けにG1制覇された(株)G1レーシング 吉田正志代表にお越しいただきお話を伺いました。

悲願のG1制覇

ペルシアンナイトで悲願のG1制覇

キャプテン渡辺(以下、渡辺):今回は株式会社G1レーシングの吉田正志代表にお越しいただきました。昨年のマイルチャンピオンシップに全日本2歳優駿と、立て続けにG1制覇おめでとうございます。

(株)G1レーシング 吉田正志代表(以下、吉田):ありがとうございます。

渡辺:G1レーシングが設立されたのが2010年で、それから7年ですよね。ようやくといいますか、悲願のG1制覇だったと思うのですが、率直にお気持ちをお聞かせいただけますか。

吉田:G1レーシング、G1サラブレッドクラブと名前に「G1」が入っているのに、最初はG1に参加するだけでも難しかったですし、ようやく勝ててまずはホッとしました。

渡辺:皐月賞ではクビ差の2着でした。

吉田:あのときは直線で先頭に立って勝ったと思いましたが、アルアインに交わされてクビ差2着でした。2、3日間は顔に斜線が入った状態で、何も手につけられなかったですよ(笑)。

渡辺:マンガでよくあるシーンが思い浮かんできます(笑)。

吉田:マイルチャンピオンシップのときはゴール板過ぎた地点から見ていたこともあり、皐月賞のこともあったからまた2着かと思いました。そうしたら後ろから「やったぁ!」と親父の叫び声が聞こえてきて、「うちの馬が勝ったんだよ、下に行こう」と馬道に連れてかれて。内心2着じゃないかと思いながら下に降りていくと、周りから「おめでとう」と言われて、本当にG1勝ったんだなと実感したのはそれからですね。

渡辺:サンデーレーシングや社台レースホースとも比べられることも多そうですね。

吉田:そうですね。

渡辺:どちらも意識されたりしますか?

吉田:リーディングオーナーのランキング上位はチェックして、勝率や成績など調べて、ひとつでも上のランキングにいくにはどうしたらいいか考えることはありますけど、サンデーレーシングだからとか、社台レースホースとかで特別意識することはないです。

渡辺:流れは続くといいますか、ひとつ勝って立て続けにルヴァンスレーヴが全日本2歳優駿を勝ちました。

吉田:今回つづけて勝ったことで「いい流れだね」と言われることも多くなりました。でも、ひとつの流れで終わらせないようにしないといけないと思ってます。

両G1馬のローテーションは?

ルヴァンスレーヴについて「化け物ですね」と吉田代表

渡辺:3歳でのマイルチャンピオンシップ優勝は、サッカーボーイ、タイキシャトル、アグネスデジタルそしてペルシアンナイト含めて4頭だけなんですよね。

吉田:そうですね、17年ぶりの3歳馬優勝と聞いています。

渡辺:今年の目標レースはどこになりますか?

吉田:春は安田記念が目標になります。秋はまだ決めていないですが、まずは春秋両マイルの制覇を目指します。

渡辺:全日本2歳優駿を勝ったルヴァンスレーヴはどちらに向かうのでしょうか?

吉田:個人の意見だけでは決められないのですが、もの凄く強い馬なのでいずれは海外の大きなレースに行かせてあげたいです。春どうするかはまだ未定です。

渡辺:本当に強い馬ですよね。

吉田:ルヴァンスレーヴは化け物ですね。砂が深い川崎競馬場を外をぶん回して、まだまだ余力残して勝つなんてそうできることではないです。

渡辺:速い時計にも対応してますし、楽しみですね。

吉田:可能性がいろいろあるので、じっくり考えて今後を決めていきたいですね。


以下、次回につづきます

(株)G1レーシング 吉田正志代表:1980年生まれ。慶應義塾大学卒業後、白老ファームに勤務し、イギリス留学後にアメリカの生産牧場へ。帰国後、追分ファームのマネージャーとなり、2015年から(株)G1レーシング代表も兼務。
キャプテン渡辺:1975年10月生まれ。お笑い芸人。競馬、競輪、パチンコ、パチスロは趣味の域を超えていまや生活の一部に。特技は関節技。2015年度の船橋競馬場のイメージキャラクターを務める。現在テレビ東京系列で放送中の『ウイニング競馬』にレギュラー出演中。
※この記事は 2018年1月12日 に公開されました。

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