【第1回】うおーし!そのままゴール!!ゴール!!おおい!
お笑い芸人のキャプテン渡辺です。趣味は競馬にパチスロ、麻雀とギャンブル三昧。土曜テレビ東京系列で放送中の『ウイニング競馬』にも出演中!
こんなわたくしでもいつか馬主になってダービー制覇したい!有馬記念を勝ちたい!ということで始まりました『キャプテン渡辺のウィナーズサークル』。

今回はサッカーの解説でおなじみ松木安太郎さんにお越しいただきました。松木さんは競馬イベントにも多数出演され、どうして馬主にならないのだろうと思うくらいの大の競馬ファン。さっそく馬券を買われて登場した松木さん。さて顛末はいかに?

おじいさんがおもむろに缶をオープンしてね
競馬へのボルテージを高めていくわけさ
それが楽しそうでね(松木)

馬券を購入してインタビューに登場した松木さん。
さてレースの結果は?

松木 安太郎(以下、松木):第2レース買ってきましたよ。いま競馬新聞見てね。印のついているのを買ってきました。

キャプテン渡辺(以下、渡辺):さっそく馬券購入ですか(笑)。

松木:競馬は当たるか当たらないからですからね。東京の第2レース。さっそく勝負ですよ。

渡辺:楽しみですね。レースまで時間ありますし、質問させていただいてもよいですか?

松木:どうぞ、どうぞ。

渡辺:松木さんの競馬歴から伺ってもよいですか?

松木:ボクのおじいさんが、競馬が大好きでね。生きてれば100歳以上になるかな。ボクの住んでいるのが中山競馬場の近くなんですよ。

渡辺:なんと!

松木:おじいさんが隠居するために購入した家でね。その家に住んでます。

渡辺:競馬場が近いなんて理想的な住まいですね。

松木:それくらいボクのおじいさんは競馬が好きだった。ボクが小さい頃に、おじいさんが煎餅の缶に細かい小銭を入れて貯めていてね。その缶を水曜日におもむろにオープンするわけ。そして木曜日、金曜日と、缶を開いて土日の競馬へのボルテージを高めていくわけですよ。それが楽しそうで。

渡辺:幼少時代にそのおじいさんの姿を見ていたわけですね。

松木:そう。毎日おじいさんは、お酒1合半に豆腐、トマトを食べて最後はそばで締めているんだけども、競馬が当たった日にはお銚子も増えるわけですよ。にこやかにお酒を飲みながらね。それを小さい頃見ていて、これは面白そうだなぁと子どもながらに思ったわけ。

渡辺:なるほど。

天皇杯のちょうど準決勝の前後くらいに
有馬記念があるわけですよ(松木)

「馬券を買い始めたのはいつ頃ですか?」(渡辺)
「一番最初に買ったのはまだ現役時代だったかな」(松木)

松木:ボクは大きいレースや気になった馬がいると競馬をやるんですが、一番最初に馬券を買ったのはまだ現役時代だったかな。いまから30年以上前ですよ。自分が24、5歳くらいのときだったかな。

渡辺:どのレースを買われることが多いですか?

松木:ボクは、有馬記念。ちょうど天皇杯の予選が12月の2週目くらいから試合があって。予選リーグがあり、勝ち上がったら天皇杯へと向かうんだけど、ちょうど準決勝の前後くらいに有馬記念があるわけですよ。

渡辺:時期が同じなんですね。

松木:だいたい時期が重なる。当時試合はナイターじゃなくてね。昼間に試合だったんですよ。だからちょうどレースと重なるわけ。

渡辺:馬券を買っていると、レースも気になりますね。

松木:試合後、サブのゴールキーパーに結果を確認すると、『うーん』と表情を曇らせてね。ボクのプレイへのダメ出しなのか、それともレース結果がダメだったのか、どっちなんだよ!って(笑)。

渡辺:ハハハ (笑)。

うおーし!そのままゴール!!
ゴール!!おおい!(松木)

インタビュー中にレーススタート!が!まさかの出遅れ…

渡辺:そうこうしているうちに東京の第2レース始まりますよ。

松木:それじゃぁ馬券を視聴者にプレゼント、なんて(笑)。

渡辺:何番を買われたんですか?

松木:1、6、10、12。馬単と3連単ボックスで。さぁスタートですよぉ。行けぇ。

渡辺:あ。

松木:コケたよ、いま。

渡辺:10番、出遅れですね(笑)。

松木:あちゃーぁぁ。

渡辺:10番だけでなく1番も出遅れじゃないですか。

松木:あぁ。これやっちゃいけないですよね。

渡辺:すごい後ろ走ってる(笑)。

松木:ダートはね。後ろの馬は煙たいんだよね、砂が。

渡辺:砂が当たって痛いみたいですね、ほんとに。

松木:よく、ゴルフ場のバンカーで打ったとき顔に砂がかかって痛いじゃない。あれだよね。

渡辺:買われている馬、1、6、10、12 ですよね。

松木:10番全然ダメじゃない。何なんすかこれ?

渡辺:でも12番と6番、いいポジションですよ。

松木:うぉっし! いいね。いいね。

渡辺:あぁぁ、6番厳しい展開? 後ろに下がってしまいました。

松木:10番なんて後ろのままだもん。ダメだね。

渡辺:12番は抜け出してきましたね。あれ、6番もきてる。

松木:え、1は? うおーし! 1、1、1。

渡辺:あ!来てますよ!買っている馬きてますよ!

松木:1、6、12? 勝っちゃうんじゃないですか!これ!

渡辺:12、6、1! 12が抜け出してますよ!

松木:きたよ!きたよ!きたよ!早くいけ!ゴールいけ!ゴール!このままゴールだろ!

渡辺:すごい!当たった!

松木:来ましたよ!ほぉら!やりましたよ!うおぉっし!

渡辺:まさか・・・!! 4頭買って3頭的中です!

松木:いやぁ!もうちょっと賭けておけばよかったなぁ(笑)。

渡辺:それが競馬ですよ。でもすごい!まさかの的中です!

予想見事大的中!大喜びの松木さん

以下、次回につづきます


松木 安太郎:1957年11月生まれ。サッカー解説者。日本代表としてロス五輪、ソウル五輪予選、メキシコ・W杯予選などに出場。現役を引退後は指導者として93年にヴェルディ川崎の監督に就任。Jリーグ最年少監督として2年連続優勝に導いたほか、セレッソ大阪や東京ヴェルディの監督を歴任。近年はサッカー解説者として活躍。競馬イベントにも多数登場。
キャプテン渡辺:1975年10月生まれ。お笑い芸人。競馬、競輪、パチンコ、パチスロは趣味の域を超えていまや生活の一部に。特技は関節技。2015年度の船橋競馬場のイメージキャラクターを務める。現在テレビ東京系列で放送中の『ウイニング競馬』にレギュラー出演中。
※この記事は 2017年3月3日 に公開されました。

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