たっぷりと充電を取りましたので、これまで以上に馬主、調教師、騎手のズバリ本音に切り込んでまいります。
今回のゲストは、グリーンチャンネルのキャスターでもお馴染み小堺翔太さんです。父はタレントの小堺一機さん。まずは競馬との出会いからお話を伺いました。
※ インタビューは、新型コロナウイルス感染予防のため、三密を避け、ソーシャルディスタンスをとって行いました。
競馬との出会い
「父親と瓜二つとよく言われます」
キャプテン渡辺(以下、渡辺):皆さま、ご無沙汰してます! キャプテン渡辺です! コロナ禍で久々の更新となりました。おかわりないですか? 今回はグリーンチャンネルのキャスターでお馴染み小堺翔太さんにお越しいただきました。
小堺翔太(以下、小堺):よろしくお願いします!
渡辺:こうしてお話させていただくのは、もしかして初めてですか?
小堺:だいぶ以前に一度だけ飲み会の場でご一緒したことがありましたよ。
渡辺:まったく覚えてないです(笑)。
小堺:あはは(笑)。
渡辺:さっそくお話を伺っていきたいのですが、競馬との出会いからお聞かせいただけますか?
小堺:ボクがまだ5歳くらいのときに、たまたまテレビで競馬中継を観たのがきっかけですね。カラフルな服を着た人が馬に乗ってレースをしている映像が幼かった自分にはとても衝撃的で、そこから競馬を観るようになりました。
渡辺:あまりギャンブルをされてるイメージがなかったので、ボクはてっきりグリーンチャンネルの仕事から競馬ファンになられたのかと思ってました。
小堺:競馬ファン歴は長いですね。自分の中で一番古い記憶に残るレースは、1992年の有馬記念なんですよ。人気のなかったメジロパーマーが逃げ切ったのをテレビで観てました。
渡辺:今年おいくつですか?
小堺:35歳になります。1986年生まれなので、まだ小学校に入る前でしたね。
渡辺:ちなみにお父さんは競馬をされるのですか?
小堺:いえ、父はギャンブルは全然やらないです。うちの家系では祖父が競馬ファンでしたね。馬券をよく買ってました。ウインズ後楽園近くのお店で板前をしていたので、ラジオで競馬中継を聞きながら仕込みをしている祖父でしたよ。
生の競馬場に大興奮
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渡辺:初めて競馬場に行ったのはいつ頃ですか?
小堺:1994年の中山金杯が最初だったと思います。祖父に連れていってもらいました。
渡辺:おじいちゃんが孫と一緒に競馬だなんて、とても微笑ましい光景ですね。
小堺:「翔太も競馬を観るようになったか」と言って、一緒に中山競馬場へ行ったのが初めての競馬生観戦でしたね。
渡辺:生で観た競馬はいかがでしたか?
小堺:大きな競馬場に目の前を馬が駆け抜けていって「うわっ!凄い!」って思いました。大興奮でした。
渡辺:競馬以外のスポーツに興味が移ったりしたことはなかったのですか?
小堺:途中、野球を好きになった時期もありましたけど、競馬はいまも全く飽きずに観続けてます。
渡辺:子どもだと馬券買えないじゃないですか。どういう競馬ファンだったのですか?
小堺:スポーツを観るのと同じ感覚ですね。どの馬が勝った、負けたとか、その馬がG1を勝つまでのドラマだとか。当時インターネットは普及していなかったので、スポーツ新聞や競馬雑誌を読み漁ってました。
渡辺:あとは競馬ゲームをしたりとかですか?
小堺:ダビスタはずっとしてました。血統とか配合、クロス、インブリードなど、知的旺盛な子どもの時期に競馬のことをどんどん吸収していった感じです(笑)。
渡辺:その情熱と時間を他のことに向けられていたら、いまごろ博士になってたかも…という話ですよね(笑)。
小堺:そうですね(笑)。
ゲストに聞くキャプテン渡辺のここだけの話
- Q.翔太さんは小堺一機さんの血を持つ超良血ですが、馬に例えると何産駒になると思いますか?
- A.うーん、難しいです(笑)(小堺さん)
渡辺:父親はタレントで大成功を収めている小堺一機さんですから、現役の種牡馬で考えてもかなりの血統ですよ。
小堺:走らないサラブレットってよく言われてます(笑)。
渡辺:馬でたとえると、どのあたりですかね。
小堺:なかなか難しい質問ですね…(笑)。
渡辺:ボクもうかつなことは言えないのですが、たとえばヴィクトワールピサとかですかね。
小堺:たしかに! シブめな良血で、ちょうどいい感じかもしれないですね(笑)。
※中山馬主協会で2020年に発刊した『Record Book』にもコロナ禍での思いを寄稿いただきました。