この私が切り込み隊長となって馬主、調教師、騎手に話を伺う『キャプテン渡辺のウィナーズサークル』。
今年騎手になった木幡育也騎手、武藤雅騎手、横山武史騎手の3名にお越しいただいてのインタビュー。今回は、騎手としての夢、20歳になったらしてみたいことなどをお聞きしました。
ファンを増やすためには?
渡辺:競馬って馬券を買ってくれるファンがいないと成り立たないじゃないですか。競馬会をもっとこうしたらファンが増えるのじゃないかとか、意見はありますか?
武藤:女性ジョッキーの育成じゃないですか。
渡辺:なるほど。
武藤:女性ジョッキーだけのレースとか、ジョッキーになるための育成学校を充実させるとか。
渡辺:女性ジョッキーがいると華やかですものね。ほかありますか? 入場料無料にしてもいいじゃないかとか、高齢者用のシートつくろうとか。小さいことでもなんでもいいですよ。
横山:今のままでいいと思います。この前の札幌開催だと芸能人が毎週のように来てましたし。開催が終わったらファンが芝コースに入れるようにしたり。どっちも貴重な体験だと思うし。
渡辺:そういう機会をもっと増やしていったほうがいいという感じですかね。
横山:そうですね。
木幡:あとやっぱり馬券がらみですかね。
渡辺:勝負師の育也ならそういうと思った(笑)。
横山:5連単とか。
渡辺:それ、当たらないから(笑)。でも配当大きそうですね。
20歳になったら
渡辺:20歳になったら、いろいろやれることも増えるじゃないですか。まず何をしたいですか?
木幡:ギャンブルですかね。大井とか、地方競馬をやってみたいですね。
武藤:ボクはお酒飲みたいですね。
横山:車を運転してみたいですね。
渡辺:答えに女っ気がないというか…(笑)。ボクが10代だったころと比べるとぜんぜん違いますね。合コンとか行きたいとかあるでしょ。
横山:いまは特にないですね。
渡辺:えーそうなの? ほんと?
武藤:ほんとですって(笑)。
勝ちたいレース、ジョッキーとしての夢は?
渡辺:つきなみの質問ですが、一番勝ちたいレースはどのレースですか?
木幡:やっぱり、いまはダービーです。
武藤:ボクもダービーですね。
横山:ボクは天皇賞(春)です。G1の中でも歴史が古いレースですし、短距離G1でも技術力は必要ですけど、道中が長い分、騎手の判断もより多く必要になってくるし。なので長距離のG1を勝ちたいですね。
渡辺:最後にジョッキーとしての夢を伺ってもいいですか。
木幡:やっぱりトップジョッキーになって、年間100勝以上するような、世界の人たちと同等に戦える技術を身につけたいです。
武藤:一番は日本ダービーを勝ちたいのが一番で、それを勝つには技術だけでなく成績も必要なので、そこに向けて一流ジョッキーになってダービーを勝って日本の競馬会に殿堂入りすることですね。
横山:すぐにその馬の特長や個性を見抜ける騎手になって、馬の特長に合わせた騎乗をし、また馬の能力に合わせた騎乗をしてそれが結果につながるようにしたいです。
渡辺:三者三様ですね。今日はありがとうございました。これから成長していくみなさんが楽しみです。でも決して変な方向にだけはいかないでね(笑)。
木幡育也 騎手・武藤雅 騎手・横山武史 騎手 へのインタビューは今回で終了です。次回は、東京サラブレッドクラブ 西川哲社長へのインタビューです。