この私が切り込み隊長となって馬主、調教師、騎手に話を伺う『キャプテン渡辺のウィナーズサークル』。
今年騎手になった木幡育也騎手、武藤雅騎手、横山武史騎手の3名にお越しいただいてのインタビュー。はじめて獲得した賞金は何に使ったかなどを中心に話を伺いました。
いままでで一番苦労したことは?
そんな素朴な質問に3人は?
渡辺:競馬学校での生活はどうでしたか? 上下関係とか厳しそうですが…。
木幡:とても楽しいですよ。
武藤:ボクも楽しかったですね。
渡辺:ちなみに、いままでで一番苦労したことは何ですか?
武藤:ボクは1年みんなよりもひとつ上で、1回目に競馬学校を落ちたときは一番苦しかったですね。
渡辺:なぜ落ちたんですか? こんな有望な騎手なのに。
武藤:なんでだろ(笑)。
横山:ボクはみんなが上手く乗っている中で、力も全然なくて馬になかなか乗れなくて、その時期がきつかったです。あのときは何をどうすればいいのかわからなかったです。
渡辺:その木幡騎手が一番キツかったのは何ですか?
木幡:うーん、勉強ですかね。競馬学校での(笑)。
渡辺:普段のトレーニングはどうされているんですか?
横山:トレーナーをボクはつけてます。
武藤:ボクはジムに通ってますね。ジムのトレーナーに見てもらってます。
木幡:ボクはジムに行ってなくてトレーナーもつけていないんですけど、自分なりのトレーニングをしています。
渡辺:皆さん、手をみると、けっこうごつい手をしてますよね。
横山:そうですね。
獲得した賞金で何を買いましたか?
渡辺:みなさん、18、19歳じゃないですか。当然、恋多き年代だと思うんですが、そのあたりはどうですか?
木幡:いまはそれどころではないですね。デビューしちゃうと特に競馬が楽しくて。
渡辺:好きな人とかはいないんですか?
横山:いまはいないですね。
渡辺:最後に好きになった人がいたのはいつですか?
武藤:中学生のときですね(笑)。
渡辺:初めて獲得した賞金でみなさん何を買いましたか?
木幡:馬具です(笑)。
横山:ボクは家族と食事を行きました。
武藤:ボクも初勝利のあとに行きましたね。ボクが出すよといって。
渡辺:みなさんとてもいい子ですね。なんかこう、まだ乗れないけど車を5台買ってみたとか、世田谷に物件を観に行ったとか、そういうことはないんですね(笑)。
武藤:物欲があまりないというか(笑)。
木幡:ボクもないですね。それよりも勝鞍ほしいです。
渡辺:勝鞍以外に得たお金でもっとこうしたいみたいなことはないんですか?
武藤:一番は馬が好きなんで(笑)。そういう意味では馬がほしいです。あとスポンサーになりたい。馬術界の有望な選手にいい馬を提供したりとか。
渡辺:なんというか・・・立派すぎる!。
武藤:北総馬術クラブでトップクラスのところで乗らせていただいていたので、いまも乗馬大好きですし、自分が提供した馬がオリンピックに出たとかなったらすごいじゃないですか。
木幡:ボクは車がほしいです。フェラーリとか乗ってみたいですね。
渡辺:なぜフェラーリなんですか?
木幡:それは男のロマンじゃないですか(笑)。
渡辺:ははは(笑)。
横山:ボクは憧れられる存在になりたいですね。お父さんを見て騎手になったように、誰かがボクを見て騎手になりたいとか思ってもらえるような存在になりたいですね。
渡辺:ほんとみなさん真面目ですね。純粋というか。2、3年後にまたインタビューしてみたいですね。このインタビューを読み返しながら、「あのときはまだ子どもでしたよ」とか言って全然違う性格になってたらどうしよ・・・。
木幡・武藤・横山:それあるかも(笑)。