【第3回】有馬記念を終えて
お笑い芸人のキャプテン渡辺です。趣味は競馬にパチスロ、麻雀とギャンブル毎日三昧の私が切り込み隊長となって馬主、調教師、騎手に話を伺う『キャプテン渡辺のウィナーズサークル』。

山田弘オーナーをお招きしてのインタビュー3回目。タイトルホルダーで初の有馬記念出走となった山田オーナー、そのときの心境は? タイトルホルダーへ言いたいことなど、キャプテンが山田オーナーに切り込みます。

※ インタビューは、新型コロナウイルス感染予防のため三密を避け、ソーシャルディスタンスをとって行いました。

有馬記念を終えて

愛馬が有馬記念初出走。「お祭り気分でした」と山田オーナー

渡辺:タイトルホルダーで初めての有馬記念出走となりました。まずはその感想からお聞かせいただけますか。

山田:不思議と緊張はなかったですね。ダービーや菊花賞のときは自分も緊張して迎えたんですよ。ところが有馬記念はなんて言ったらいいかな、お祭り気分という感じでしたね。

渡辺:ファン投票3位での出走でした。

山田:ありがたいね。それほど多くのファンに支持されたわけだから、出す以上は、結果はともかく逃げてくれという思いでしたよ。20万票入れていただいたファンは「逃げろ」って言って一票投じてくれたわけだからね。その期待に応えないと、と願ってましたよ。

渡辺:横山和生騎手となったのは理由があるんですか?

山田:以前乗っていただいてる田辺くんはアサマノイタズラで出る予定だったから無理に引っ張ってくるわけにはいかないし。空いている騎手で逃げてもいい騎手、それなら和生はどうですかって栗田先生から提案があった。メロディーレーンも有馬記念に出て姉弟対決になるし、横山典さんと和生くん、武史くんの親子・兄弟対決、これ面白い、じゃぁ和生くんでいこうよってなったの。お祭りだからいいでしょって。

渡辺:8枠16番で一番外に入っちゃいましたよね。

山田:決まったときは、頭が真っ白というより桃色でしたよ(笑)。それでも調教師や騎手は強気でしたから、この馬のレースをしようって気を取り直しました。

渡辺:結果5着。菊花賞で長い距離走ったあとの有馬記念で、この成績は立派です。

山田:作戦や位置取りはバッチリでしたが、道中やや掛かっていた分、最後は踏ん張り切れませんでしたね。

渡辺:タイトルホルダーはいまは右トモも治療でいったん休養となりましたが、復帰したらどのあたりのレースを考えていますか?

山田:2400m以上、長距離ですよね。そうなると自ずとレースは限られてきますよね。日本のステイヤーは、レースも種牡馬としても恵まれていないところあるし、春の天皇賞なんてもっと盛り上がらないと淋しいじゃない。軸としては長いところを走らせたいなと思ってますよ。それにはまずじっくりと治療に専念してもらって、日本の長距離を盛り上げていきたいですね。

これからの馬選び

「これからの馬選びは難しいけど逆に楽しみ」(山田オーナー)

渡辺:タイトルホルダーの父ドゥラメンテも産駒に活躍が期待されていたのに若くして亡くなり、ディープインパクト産駒にしても今年で最後になるじゃないですか。馬選びはこれから難しくなりそうですね。

山田:難しくなるね。今年のセリから本当に難しい。まだどれが走るかわからないから、これはキツイよね。

渡辺:いま目をつけている種牡馬はいますか? ドレフォンとか、キタサンブラックとか。

山田:キタサンブラックが初年度からあんなに強い馬を出すとは思わなかったですよね。ただこれも2歳重賞勝ったばかりですし、わからないですね。

渡辺:コントレイルの仔は走りそうですよね。なんていっても三冠馬ですから。ディープインパクトの後継者は、キズナ、コントレイル、そのあたりになりそうですかね。

山田:キズナはアベレージ以上だと思うけど、それ以上にコントレイルは走りそうな気がする。ただこれも気がするというだけで実際は馬が走ってみないことにはね。逆にこれからは面白くなると思いますよ。どの馬が走るかわからないわけですから。

渡辺:血統表見てあれこれ推理して馬探しするから、いつまでも若々しくいられそうですよね。

山田:寝ているときよく寝言を言っているらしいんですよ。夜中に「いけいけ!」とか「差せ!」とか。嫁さんなんかはびっくりしているみたいだけど、あと10年は元気でいたいね。まだまだ馬は面白そうだから(笑)。

渡辺:夢の中でも競馬、ボクもそういう年のとり方をしたいです(笑)。


騎手に聞くキャプテン渡辺のここだけの話

Q.タイトルホルダーと対話ができるとしたらどんな会話をしますか?
A.輸送が苦手ところ、なんとかならんかいと言いたい(笑)(山田 弘オーナー)

渡辺:そんなにダメなんですか?

山田:輸送がダメ。あまり旅が好きじゃないみたい。夏の北海道から休養して戻ってきたときも、輸送で20キロくらい減って、馬体を戻すのに苦労されていました。

渡辺:その話を聞くと、菊花賞は阪神輸送ですごくがんばったんですね。

山田:前々日の金曜日に関西に入れて馬を落ち着かせたり先生の方で工夫されたこともあって、レース当日馬体はほとんど減らずに出せましたよね。馬体重みたとき一番ホッとしましたね。

渡辺:長距離が得意なのに、長距離輸送が苦手という(笑)。

山田:そんなに神経が細やかなのって言いたい(笑)。海外に行きたくないの?凱旋門やエッフェル塔見たくないの? 国内旅行でおしまいなの?って(笑)。


以下、次回につづきます

山田 弘:不動産業を営む個人馬主。愛馬サウンドトゥルーが2015年暮れの東京大賞典につづき、2016年のチャンピオンズカップも優勝し中央G1初制覇。2021年タイトルホルダーで菊花賞優勝、クラシック初制覇。
キャプテン渡辺:1975年10月生まれ。お笑い芸人。競馬、競輪、パチンコ、パチスロは趣味の域を超えていまや生活の一部に。特技は関節技。現在テレビ東京系列で放送中の『ウイニング競馬』にレギュラー出演中。YouTubeで競馬予想更新中
※この記事は 2022年2月11日 に公開されました。

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