この私が切り込み隊長となって馬主、調教師、騎手に話を伺う『キャプテン渡辺のウィナーズサークル』。
国枝調教師へのインタビュー4回目。国枝調教師の休日の過ごし方は? 今後の目標と合わせてお話を伺いました。
休みの日は...
渡辺:調教師って休みはあるんですか?
国枝:自由業だからね。自分で決められることは決められるけど、お客さんの馬を育てる立場だから自由気ままに休みを取れるというわけにはいかないよ。
渡辺:G1勝ったから3週間海外にバカンスに行ってくるわ、みたいなのも本当はしたいですよね。
国枝:できればね(笑)。
渡辺:とはいえ立場上、できないですよね。
国枝:欧米やヨーロッパはオフシーズンがあって、開催中と切り替えてやっているけど、日本は毎週のようにレースしているからね。ワーカーホリックというか(笑)。
渡辺:プライベートでどこか遊びに行かれたりとかはされるんですか?
国枝:奥さんと一緒にボウリング行ったり、映画観に行ったりだね。細々としてますよ。
渡辺:ゴルフも結構されるとか。グリーン上では黄金の左が炸裂するとお聞きしました。
国枝:いまは腕が上がらなくなったから無理だね。
渡辺:まだいぶし銀の右腕がありますよ。
国枝:半年くらい力を出せてないよ。ゴルフはこんなに面白いことはないと思ってたけど、いざできなくなったらそんなにあくせくしなくなったね(笑)。
渡辺:毎日の中で一番幸せな瞬間、落ち着くのはどんなときですか?
国枝:落ち着くねぇ、うーん、普段の生活の中じゃ、ないなぁ。
目標
「なれるならなってみたいね」(国枝調教師)
渡辺:ウィニング競馬でボクの隣には大久保洋吉元調教師がおられるんですが、引退後のことは考えたりするものですか?
国枝:そろそろ考えなきゃいけないよな、と奥さんとは話してますよ。
渡辺:国枝調教師ならこれだけの実績を持たれてますから、競馬評論家でもいけそうですね。
国枝:優秀なライターさんがいればね。パーッと言って、あとはうまくまとめてくれるとかね。
渡辺:競馬に関わっていけるなら、引退後も関わっていきたいですか?
国枝:子どももこの業界にいるから、引退してもやることないし、何らかの形で関わっていけたらいいと思ってますよ。
渡辺:最後にまだやり遂げていない目標などをお聞かせいただけますか? そういえば調教師リーディングはまだ取られていないんですよね。
国枝:オレは人がいいからね、そういう目立つのは苦手なんだよ(笑)。
渡辺:でもやっぱり取ってみたいですよね。
国枝:数字として評価されるのでね。リーディングにはなってみたいけど、なかなかそううまくはいかないよ(笑)。
渡辺:今日はどうもありがとうございまいました。
国枝:はい。どうも。
国枝調教師へのインタビューは今回で終了です。次回は、五十嵐雄祐騎手へのインタビューです。