この私が切り込み隊長となって馬主、調教師、騎手に話を伺う『キャプテン渡辺のウィナーズサークル』。
稲垣幸雄調教師、加藤士津八調教師へのインタビュー。4回目は、調教師として大切なこと、豊富などを中心にお話を伺いました。
調教師として
大切なことは?
渡辺:調教師として一番大切なことは何だと思いますか?
加藤:質問が唐突ですね(笑)。
渡辺:芸人だと人間性と言われることもあります。売れている芸人はみんな性格がいいと言われていたり、逆に性格が悪い芸人は消えていくとか言われたりしてます。
加藤:そういう意味でいくと、人とのつながりは大事にしたいですね。
渡辺:なるほど。
加藤:騎手時代に馬に、ボクが馬に乗れなかったときに助けてくださった人がいて、調教師になったときも声をかけていただいてお世話になってますし、そういう人脈は大切にしていきたいです。
稲垣:すべてにおいて信頼関係が大事だと思ってます。馬と人との信頼関係、従業員、馬主さん、それこそ牧場関係者も含めて、お互いの信頼関係で成り立っていると思いますね。そこが築き上げられたら、あとは自然とうまく回っていくように思います。
抱負、目標
渡辺:最後に調教師としての抱負、目標をいただけますか。
稲垣:関係者やファンの方から早く信頼を得られる厩舎、調教師になりたいです。これを勝ちたいというレースは特別にないんですが、出走している以上はどのレースでも勝ちたいですね。
渡辺:目指している調教師はいますか?
稲垣:それは特にこの先生というのはないです。他の調教師に興味がないということではなくて、これまで仕事を通じて出会った色々な先生方の影響を少なからず受けているし、考え方や人間性も含めて見てこれたので、そういう先生方に自分が近づきたいなと思う部分は目指していきたいです。
渡辺:加藤調教師はいかがですか?
加藤:ボクはやっぱりダービーを勝ちたいですね。ボクはベースになっているのが国枝先生で、師匠でもありますし、頭の回転の速さとか学びたいところが多いので、国枝先生に近づけるようになりたいです。あと、この世界で目標であった父親ですね。ホースマンとしても尊敬しているので、父のようになっていきたいなと思います。
渡辺:お父さん、優しいですものね。ボクも番組でインタビューに行くときは優しい先生の方がすごく安心します(笑)。
加藤:ハハハ(笑)。
渡辺:今日はありがとうございました。関東を盛り上げてくれるよう、期待してます。
稲垣・加藤:はい。がんばります。今日はありがとうございました。
稲垣調教師、加藤調教師へのインタビューは今回で終了です。次回は、手塚貴久調教師へのインタビューです。