きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2013.6.6

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米ハリウッドパーク競馬場が年内で廃止されるそうです。1938年のオープンと同時に開設されたハリウッドゴールドCを第1回はヒット映画の主役にもなったシービスケット、79年に前年の3冠馬アファームドが勝つなど多くの名馬が走り、日本馬ではシーザリオのアメリカンオークス制覇が印象的です。廃止には競馬場固有の事情もあるのでしょうが、アメリカ競馬全体の地盤沈下も影響しているのでしょうね。

さて、今週末は牡馬三冠第3戦・ベルモントSが行われます。予想するのが怖いほどの大難解戦の様相を呈しています。そもそも近年のアメリカ競馬には珍しいダート2400m戦、1番人気は05年のアフリートアレックス以来7年も勝っていません。

とくに今年は第1戦のケンタッキーダービーが、前半4Fが45秒33、上がり4F53秒09とハイペースの消耗戦、勝ったオーブをはじめ後方待機組に女神が微笑みました。一転してプリークネスSは前半48秒60のスローペース、逃げたオックスボウがそのまま押し切っています。どちらを信じたらいいのか、ちょっと参考になりにくいですね。

オックスボウはデピュティミニスター系オーサムアゲイン産駒、母の全兄にBCクラシック連覇のティズナウがいる良血です。3-1-1-6と安定しないムラ馬っぽく逃げないと持ち味が生きない?対するオーブはAPインディ系マリブムーン産駒で2歳暮れに未勝利戦を勝ち上がると5連勝でダービー制覇、プリークネスSは4着と思わぬ不覚を取りましたが、中間は同厩の先輩でG1馬のヒムブックと実戦並みの猛稽古、巻き返しがあって驚けないでしょうが、いずれにしろ今のアメリカ競馬を象徴するような混戦模様です。