きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2013.6.5

ようこそいらっしゃいませ。

今年の欧州クラシックはガリレオ祭というお話をしてきました。英ダービーのルーラーオブザワールド、仏ダービーがインテロ、愛2000ギニーはマジシャンといずれもガリレオ産駒が勝ち、英2000ギニーのドーンアプローチ、オークスのタレントはガリレオ系ニューアプローチ産駒とまさにお祭り状態でした。

中でも英ダービーは4着までガリレオ系が上位を独占、前日のオークスもガリレオ系のワンツーフィニッシュでした。ガリレオ系にあらざればサラブレッドにあらず、そんな凄まじい勢いを世界中にアピールしました。

勝ったルーラーオブザワールドは3戦不敗でダービー父子制覇、最近では2戦目で勝った95年のラムタラに続く記録です。4月7日デビューのダービー馬というのも93年のコマンダーインチーフの4月13日に次ぐものでした。ちなみに大本命で最下位に沈んだドーンアプローチは2歳3月のデビューで1年以上のキャリア差がありました。完成度だけでは勝てないのがダービーなのでしょうが、キャリアの壁を楽々と超える調教技術が何より凄いですね。

ラムタラがその後、キングジョージと凱旋門賞を制覇し、コマンダーインチーフも愛ダービーを勝ったように、先輩たちの蹄跡からは、まだ奥が期待できそうです。

ヨーロッパは完全にガリレオ帝国時代に入っています。一昨年のフランケル世代がクラシック6冠を制して圧倒的な存在感を世界に見せつけました。ちなみにこの世代のダービー馬はモンジュー産駒のプールモア。そのライバル・モンジューが昨年亡くなり無敵状態になりました。ガリレオは現在15歳、まだ一働き、二働きできるでしょう。父サドラーズウェルズ、祖父ノーザンダンサーに並ぶような偉大な影響力を誇示し続けてくれそうです。