きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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土曜の阪神G2スワンS、日曜の東京G1天皇賞秋で3歳馬VS古馬の戦いがいよいよ本格化、熱を帯びてきます。

近年の3歳最高レベルにあったのは現5歳馬で異議なしです。JCがローズキングダム、有馬をヴィクトワールピサが制し、秋天はペルーサが目の覚めるような鬼脚で2着に追い込みました。ルーラーシップ、トゥザグローリーなども頑張っていましたね。古馬になって強くなったダークシャドウ、フェデラリスト、2007年生まれのサラブレッドたちは多士済々です。

でも、オルフェーヴル1頭が群を抜いて傑出した現4歳勢に比べ、今年の3歳馬はなかなかに粒揃いと言って良いでしょう。G2毎日王冠を無敗で快勝したカレンブラックヒルを筆頭に先週はクラレントがG3富士Sで古馬を撫で斬りにしました。そのクラレントをOPポートアイランドSでコンマ3秒と着差はわずかでも8着に捨てたオリービン、G3京成杯オータムHで日本レコードを叩き出したレオアクティブ、少なくともマイル前後での層の厚さは確かなようです。

スワンSは3歳勢から3頭が出走します。オリービンは父ダイワメジャー、母シャンクシーという血統。母は吉田照哉さんの勝負服でフランスを主戦地に、ムーランドロンシャン賞2着、ジャックルマロワ賞3着2回などマイルG1戦線を堅実に走った一流馬でした。産駒はすべてが勝ち上がっており、そろそろ大物誕生かも?母と同じ勝負服が良く似合うように思います。

レオアクティブは父アドマイヤムーン、母レオソレイユの血統。母の半兄は京成杯オータムHを2度勝ったブレイクタイムですね。マイルで切れ味を発揮する血筋なのでしょうか。ゼロスは京都3戦3勝と飛びっきりのコース巧者です。厳しい流れに押し潰されている近走ですが、マイペースで先行できればアッと言わせるかもしれません。

さて、明日は7年ぶりの天覧競馬となる天皇賞秋がテーマです。ヘヴンリーロマンスと松永幹夫騎手の感動的な敬礼シーン、あれを見て競馬に興味をお持ちになった人も多いでしょうね。今年はどんな名場面が生まれるのでしょうか。

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