きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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まさかと思っていたことが二つとも実現してしまいます。一つはランフランコ・デットーリ騎手のデボネア騎乗、もう一つがシェイク・モハメド殿下のダービー観戦です。

まぁ、日本人は天覧とか御前とか、高貴な方の前で行われる試合やレースが好きですね。正々堂々と力の限りを尽くす、そんなイメージがあるからでしょう。まさか変なことにはならないよね、みたいな信頼感もあります。今年で300年目を迎えるロイヤルアスコットが庶民にも愛され親しまれ続けているのも同じことだと思います。

《フランキーが乗ると5馬身は違う》吉田照哉さんがテレビ番組でそうおっしゃったことがあります。皐月賞でデボネアは勝ったオルフェーブルからちょうど5馬身差、3馬身+1馬身1/4+3/4馬身差の4着でした。この差はけっこう大きいと思うのですが、果たしてデットーリマジックは炸裂するのでしょうか。

デボネアの母ヴェルヴェットクイーンは仏1勝馬の身ですが、全兄ムーンバラッドはドバイワールドCを勝っています。そのとき、もちろん鞍上はデットーリ騎手でした。ダーレーゆかりの母系ですね。殿下の思いもことのほか深いのかもしれません。府中の空に舞うデットーリジャンプが見られると良いですね。

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