きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

夏の出世レース・新潟2歳ステークス

8月27日は、菊沢一樹 騎手の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
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今週は、新潟競馬場で2歳重賞の新潟2歳ステークス(GIII)が、札幌競馬場では、サマースプリントシリーズ指定競走であり、秋のGI・スプリングステークスの前哨戦でもあるキーンランドカップ(GIII)が行われます。

新潟2歳ステークスは、夏競馬の2歳重賞の中で、来週行われる札幌2歳ステークス(GIII)と並んで出世レースとされています。
札幌2歳ステークスは洋芝、1800mということでスタミナも要求されるのに対して、新潟2歳ステークスは比較的軽い芝、かつ、直線が長い新潟競馬場で行われるということで、スピードが要求されます。昨年優勝のセリフォスはその後、朝日杯フューチュリティステークス2着、NHKマイルカップ4着、古馬との混合戦・安田記念4着とマイルGIで安定した活躍を見せています。また歴代優勝馬のハープスター、セイウンワンダー、マイネルレコルトなど、2歳マイルGIやマイルクラシック・桜花賞での活躍が目立っています。

今年の出走馬は新馬勝ちを収めた馬が4頭、未勝利戦を勝ち上がった馬が5頭、地方競馬で2勝して中央入りした馬が1頭、未勝利ながら果敢に重賞に挑戦する馬が1頭、合計11頭で争われます。
中山馬主協会からはロードディフィートが出走。父のデクラレーションオブウォーはアメリカ産、アイルランド調教馬として現役時代にクイーンアンステークス、インターナショナルステークスと2つの英国GIを制しました。2014年から種牡馬入りし、アイルランド、アメリカ、シャトルでオーストラリアでも供用され、2019年に日本にやってきました。
日本での産駒は現2歳世代が初年度となりますが、海外ではフランス2000ギニーを制したオルメド、アメリカのベルモントダービーを優勝したグーフォなど、早い時期から活躍する産駒を輩出しています。
ロードディフィートについて、オーナーの(株)ロードホースクラブ様は「コンディションは段々と上昇。直線の長い東京でポテンシャルを発揮しただけに、新潟でも良い勝負をしてくれるはずです。また、父の産駒は幅広い条件で活躍。マイルにも対応可能だと思います」と語ってくださいました。日本でのデクラレーションオブウォー産駒初の重賞制覇が期待されます。

夏の出世レースを制して、GIの舞台へと華麗にステップしていく若駒の躍動感をどうぞ、お楽しみください!!

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