きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

夏の新潟から2歳マイル王へ

ようこそいらっしゃいませ。

日曜は、新潟競馬場で新潟2歳ステークス、札幌競馬場でキーンランドカップの2つの重賞レースが行われます。新潟2歳ステークスは2歳重賞で、キーンランドカップはサマースプリントシリーズの第5戦になります。

新潟2歳ステークスの創設は1981年で、創設当時は芝1200メートルを舞台に行われていました。その後、1400mに変更。2002年から外回りの芝1600メートル戦となり現在に至ります。距離1600mとなって以降、マイネルレコルト、ショウナンパントル、セイウンワンダーが新潟2歳ステークスから暮れの2歳王者、2歳女王となり、同レース1、2着だったハープスター、イスラボニータは翌年のクラシック制覇を飾っています。同レースは暮れの2歳G1を見据えのレースになっています。

昨年はセリフォスが優勝しました。3番人気で迎えたセリフォスは、上がり 32秒8の末脚で2着アライバルに1馬身1/4差をつけ優勝。次走デイリー杯2歳ステークスをも制し、暮れの朝日杯フューチュリティステークスでは1番人気に支持され、のちのダービー馬ドウデュース相手に2着となっています。

今年のレースは11頭の出走となりました。過去10年1〜3着の枠順をみると、
1枠 : 2-0-2
2枠 : 1-1-2
3枠 : 1-0-0
4枠 : 0-2-2
5枠 : 1-0-2
6枠 : 2-1-0
7枠 : 0-5-1
8枠 : 3-1-1
となっています。例年人気馬が上位になり手堅い決着となることが多いレースです。過去10年で10番人気以下の馬が馬券対象となったケースは、2015年12番人気ウインファビラス(2着)、2012年10番人気ノウレッジ(2着)の2頭です。4、5、6枠の馬が馬券対象となることが多いレースです。

土曜時点のオッズでは、シーウィザードが4.9倍、ウインオーディンが5.1倍、アイスグリーンが6.1倍、ロードディフィートが7.6倍、グラニットが7.8倍、キタウイングが8.8倍、タマモブラックタイが12.5倍、スタンレーが13.3倍、チカポコが17.2倍、バグラダスが37.0倍、ピンクジンが56.7倍となっています。10倍を切るオッズで6頭が並んでいます。

混戦模様の新潟2歳ステークスを制して、2歳マイル王へと向かうのはどの馬でしょうか。

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