きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

歴史を紐解いて

1月29日は、城戸 義政 騎手の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

今週から第1回東京開催が行われます。令和4年の東京開催初週を飾るのは根岸ステークス(GIII)です。

根岸とは、現在の横浜市にある地名で、江戸時代末期に、日本初の近代競馬が行われた「根岸競馬場」がレース名の由来となっております。この根岸競馬場では、現在の天皇賞に繋がるエンペラーズカップや、皐月賞に繋がる横浜農林省賞典四歳呼馬(よびうま)などの大レースが行われておりました。現在は、根岸森林公園・根岸競馬記念公苑として整備されておりますが、丸窓のある3つの塔が象徴的な「旧一等馬見所」が現存している他、芝生の広場はかつてこの地に競馬場のコースがあったことを連想させ、馬の博物館のポニーセンターには天皇賞春を制したマイネルキッツが繋養されており、近隣の三溪園などと併せて地域を代表する観光スポットや憩いの場となっております。

競馬にゆかりのある地名をレース名にした根岸ステークスは、同じく第1回東京競馬で行われるフェブラリーステークス(GI)の前哨戦として位置付けられており、ノンコノユメ、モーニン、メイショウボーラーなどが根岸ステークス→フェブラリーステークスと連勝して、ダートの頂点に登り詰めています。
今年は、武蔵野ステークス(GIII)優勝馬のソリストサンダーや、ダートの本場アメリカのブリーダーズカップダートマイルに果敢に挑戦したジャスパープリンスなどが出走します。
当協会からは、サクセスエナジー、オーロラテソーロ、タイムフライヤーの3頭がエントリー。地方交流重賞6勝の実績を持つサクセスエナジーについて、オーナーの(株)タカシマ様からは「地方交流重賞では成績を残せていますが、中央の重賞タイトルはまだ。ここで獲得して、サクセスブロッケンが制したフェブラリーステークスに向けて弾みをつけて欲しいです」と、中央重賞初制覇にかける意気込みをいただきました。オーナーはサクセスブロッケンでフェブラリーステークスを制しており、愛馬で再びGIの美酒を味わいたいところでしょう。

近代競馬の礎を築いた根岸競馬場が由来の根岸ステークス。歴史に名を残す名馬となるため、16頭がスタートします!

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