きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

“荒れるGI”今年は如何に!?NHKマイルカップ

ようこそいらっしゃいませ。

先週は、天皇賞(春)(GI)が行われ、一昨年の菊花賞馬ワールドプレミアがクラシックホースの意地を見せつけ、1年半ぶりの勝利の美酒を味わいました。今年のGI競走を振り返ってみると、人気上位馬の優勝が続いております。

<フェブラリーステークス>
1番人気 カフェファラオ優勝
<高松宮記念>
2番人気 ダノンスマッシュ優勝
<大阪杯>
4番人気 レイパパレ優勝
<桜花賞>
2番人気 ソダシ優勝
<中山グランドジャンプ>
1番人気 メイショウダッサイ優勝
<皐月賞>
2番人気 エフフォーリア優勝
<天皇賞(春)>
3番人気 ワールドプレミア優勝

単勝オッズが最も高かった大阪杯のレイパパレでも12.2倍ですから、伏兵とは言えず、実力馬が力を出し切っていると言えるのかもしれませんが、今週のNHKマイルカップ(GI)は“荒れるGI”とも言われており、穴党の競馬ファンは、予想の腕がなるレースではないでしょうか。
昨年は9番人気のラウダシオンが優勝。一昨年は2番人気のアドマイヤマーズが優勝しましたが、2着は14番人気のケイデンスコールが入着しております。

果たして、今年はどうなるか・・・注目の出走馬を確認していきましょう。
2歳マイルチャンピオンとしてこのレースに臨むのはグレナディアガーズ。前走のファルコンステークス(GIII)は2着でしたが、1戦使った本番での上積みは大いに期待できます。
オーナーの(有)サンデーレーシング様は「心身ともに万全の状態に仕上がりました。2つ目のGIタイトル獲得へ視界良好です。」と愛馬へのコメントをくださいました。
前哨戦の毎日杯(GIII)を快勝したのはホウオウアマゾン。オーナーの小笹芳央様は前走後のコメントで「昨年の朝日杯で足を負傷して、春に間に合うかは微妙なところでした。レース前日に矢作調教師から80%の仕上がりだと聞いていましたので、勝ち切ってくれたことには驚いています。」とお話ししてくださいました。復帰戦で仕上がり途上の中、重賞制覇したことは大きな収穫といえるでしょう。NHKマイルカップ本番でも楽しみが広がります。

まだまだ発達途上の3歳馬という点も“荒れるGI”の要因かもしれません。2歳マイル王が王座を維持するか、新たな実力馬の台頭か、それとも今年も伏兵馬が一気に頂点に駆け上がるのでしょうか。是非、馬券を手に、観戦・応援をしましょう!

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