きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

今週はフランスでディープ!

5月21日は、荒川義之 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

イギリス、フランスに続いてヨーロッパのクラシック戦線第3弾はアイルランドのカラ競馬場を舞台に2000ギニー&1000ギニーの出番となります。まず土曜日の2000ギニーは、ニューマーケットの英2000ギニーの再戦ムードが色濃いメンバーとなりました。ゴール前の激戦を耐え忍んで3着に踏ん張ったラッキーヴェガが1番人気ですが、“玄人好み”する勝負強い実戦タイプなのは頼もしいですね。イギリスでは1番人気に推されながら意外に動けず思わぬ大敗を喫したウェンブレーですが、ここは巻き返しがあって当然の実力派です。ポエティックフレアはフランスでミソをつけましたが、イギリスギニーチャンピオンの意地を見せるでしょうか?3頭とも一長一短で伏兵の台頭があるかもしれません。

日曜日の1000ギニーは、アイルランド競馬のリーダーシップを掌握し、世界に羽ばたくパイロット(水先案内人)でもある父エイダンのジャンヌダルク、長男ジョセフのプリティゴージャス、次男ドナカのシェールとオブライエンファミリーが上位人気を占めています。「ダービー馬はダービー馬から」という有名な格言が人間にも当てはまるとしたら、とんでもない一族です。実際の結果は誰にも分かりませんが、親子1-2-3!見てみたいですね。

週が明けた月曜にはパリロンシャンで仏オークスの最終便G1サンタラリ賞がパリロンシャン競馬場で行われます。日本とユカリ深いレースで、昨年はディープインパクト産駒サラヴァンが5着に健闘しました。17年には日本育ちのシンコウエルメスの孫にあたるソウベツが、10年にはサラヴァンの母となるサラフィナが、前年09年は後に日本オークス馬ソウルスターリングを生むスタセリタが揃って勝利の凱歌を上げています。今年はディープインパクト産駒のハラジュクがそれに続きます。先週のG1ヴィクトリアマイルはディープインパクトの1-2-3決着で改めてポテンシャルの奥深さに感嘆させられましたが、ハラジュクも前走でクレオパトル賞を完勝している実績的にも勝ち負けが期待できそうです。朗報を待ちましょう。

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