きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2018.1.10

エンパイアメーカー祭り

1月10日は、武藤 雅 騎手の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

年明け3日間の正月競馬、なにかと話題も多く盛り上がりました。皆さまの成績はいかがでしたでしょうか。新年を迎えてフレッシュなお気持ちで楽しまれたことと思います。さて、この開幕競馬で目立ったのは種牡馬王ディープインパクトの4勝を上回る5勝の固め打ちをやってのけたエンパイアメーカーの活躍ぶりでした。とくに3日目の祝日には京都と中山で新馬勝ちの快挙!京都のレジェンディストは追ったところなく大差にぶっちぎりお屠蘇気分も醒める驚愕の圧勝でした。中山のジョワユーズも後方から3馬身半突き抜けるハデな勝ち方で観客を沸かせました。この季節は得意のダート戦が多いとはいえ、素晴らしい初春の門出でしたね。

種牡馬としてのエンパイアメーカーの特徴は、名門ジュドモントファーム育ちで、その良血牝馬との交配で実績を積み上げて来た御曹司の趣きがあり、フェアリーSで差し遅れて3着でも伸びしろを感じさせたレッドベルローズの伯母インランジェリーは米G1馬ですが、重賞勝ちの母を持ち良血牝馬のポテンシャルを引き出すタイプのようです。その意味では、母パーソナルレジェンド、姉ミラクルレジェンド、兄ローマンレジェントと米日で重賞勝ちの山を築いている活気あるファミリーに属するレジェンディスト、兄ローレルゲレイロがスプリントG1をダブル制覇しているジョワユーズはともにエンパイアメーカーの成功パターンだと言えそうです。

既に母国アメリカに帰ってしまいましたが、向こうではエンパイアメーカー系と新たにカテゴライズされる一大新潮流を築き上げつつあります。自身がベルモントSに勝ちケンタッキーダービー2着の一流馬でしたが、産駒パイオニアオブザナイルもダービー2着で父の無念を晴らせませんでしたが、孫のアメリカンファラオがダービーに加えて三冠とBCクラシックまで制して大ヒーローにのし上がりました。もう一頭の代表産駒ボードマイスターもやはりダービー2着に泣きましたが、その仔オールウェイドリーミングが昨年のケンタッキーダービーを見事に制覇しました。その血統は偉大なミスタープロスペクターからファピアノを経てアンブライドルドへと繋がれ、怪物アロゲートを出して昨年の北米リーディングサイアーに輝いたアンブライドルズソングとエンパイアメーカーを輩出しています。今後、この血脈がダート競馬の主流を形成していく可能性は低くないと思います。