きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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今週は27日の日曜に香港シャティン競馬場で日本からエピファネイアとアンコイルドが出走するG1クイーンエリザベス2世S2000mが行われ、フランスのロンシャン競馬場のG1ガネー賞2100mでは世界の女王トレヴがシーズンをスタートさせます。

まずはクイーンエリザベス2世Sの話題から。第1回のフジヤマケンザン10着に始まって2001年と翌02年にはエイシンプレストンが連覇、一昨年はルーラーシップが生涯唯一のG1制覇と日本馬には非常に馴染み深いレースとなっています。

最近は日本馬でも外国人騎手の騎乗が目立つのですが、エイシンプレストンの連覇は福永祐一騎手が乗っており、今回のエピファネイアが勝てば3勝目の快挙となります。過去にダグラス・ホワイト騎手が3勝していますが、彼は13シーズン連続で香港リーディングに輝くなど、シャティンのコースを自分の庭のようにしている達人です。遠征騎手がこれに並ぶとなると大変な記録と言えそうです。ホワイト騎手は今年は有力馬アキードモフィードの鞍上で4勝目を狙うはずが直前に残念ながら回避となりました。

人気の筆頭は地元の実力馬ミリタリーアタックでしょうか。昨年はエイシンフラッシュを3着に下して勝っています。ドバイを叩かれてここに照準を合わせてきました。エピファネイアと香港ダービー馬デザインズオンロームが人気を集めているようですが、差なく続いて南アフリカ調教馬のヴィルシンゲトリックが注目されています。ドバイデューティーフリーでジャスタウェイの2着だった馬です。アンコイルドはアフリカのマダガスカル島のさらに沖合にあるモーリシャス出身のカリス・ティータン騎手が乗るそうです。英連邦の所属国ですから競馬があって不思議はないのですが、それにしても競馬は世界中で親しまれているのですね。

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