きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2016.7.31

自信をつかんだ夏の牝馬物語

ようこそいらっしゃいませ。

日曜は札幌で牝馬重賞のクイーンステークス、新潟ではサマースプリントシリーズ第3戦アイビスサマーダッシュが行われます。

クイーンステークスはもともと東京、中山の秋開催で行われていた重賞で、秋華賞創設以降は秋華賞トライアルレースとして行われていたレースでした。2000年に札幌競馬場での夏開催に移設。札幌競馬場で行われるようになってから今年で17回目のレースとなります。今年は3歳牝馬2頭を含め13頭が出走。オークス2着のチェッキーノは出走を回避となり、混戦模様のレースとなりそうです。

クイーンステークスといえば、2003年、2004年と同レースを連覇したオースミハルカを思い出します。
オースミハルカは3歳時は道中中団前あたりでレースを進める馬でした。しかし、途中から脚質を変更。後続を引き離して逃げる馬となり、2度のエリザベス女王杯2着の戦績を残します。そのきっかけとなったのがこのクイーンステークスでした。3歳夏に出走した2003年のレースは、ファインモーション、テイエムオーシャンの実力牝馬対決に注目が集まっていたレースでした。その予想に反して、オースミハルカは逃げてペースを握りそのまま押し切って優勝。特に人気が集中していたファインモーションを打ち破り、金星を挙げます。何よりも収穫があったのが逃げて結果を残したことでした。

その後、3歳秋に出走したエリザベス女王杯でレース中に骨折。長期休養後、ターフに戻って2戦目の米子ステークスで本来の逃げる走りに戻り、オースミハルカは翌年2004年のクイーンステークスにも駒を進めます。前年の覇者ながらも5番人気となったオースミハルカでしたが、うまく先手を奪って逃走。見事同レース連覇を達成しました。3歳クラシックでは桜花賞、オークス、秋華賞といずれも掲示板にのれずながらも、このクイーンステークスで得た逃げる形の脚質がオースミハルカにとり自信となり、エリザベス女王杯2着2回の戦績へとつなげていったのでした。

さて今年はどんなレースが展開されるでしょうか。このレースから自信をつかめるような走りをぜひ魅せてください。