きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2016.7.1

3歳馬唯一のハンデ重賞

ようこそいらっしゃいませ。

函館競馬がスタートし、本格的な夏競馬到来となりましたが、今週から福島競馬・中京競馬も始まります。福島競馬場では、3歳馬唯一のハンデ重賞となる「ラジオNIKKEI賞」が行われます。JRAのレースで負担重量がハンデキャップで行われる3歳限定重賞は、年間を通じてこの1戦だけとなります。
1952年に皐月賞の前哨戦として「中山4歳ステークス」の名称で創設され、第1回は中山競馬場の芝1800mで施行されました。1954年からは、春のクラシックシーズン終了後の6月下旬に移設されました。その後、1959・60年は「日本短波賞中山4歳ステークス」、1978年までは「日本短波賞」、2005年までは「ラジオたんぱ賞」と幾度の名称変遷を経て、現在は「ラジオNIKKEI賞」となっています。

実は1955年から1967年まで「日本ダービーの勝馬」は出走資格がありませんでした。これにより敗者復活戦のような意味合いを帯び、この規定がなくなった以降も「残念ダービー」の俗称が残りました。競馬歴の長いファンの方は、ご存知かもしれませんね。

今年も将来有望な3歳馬が集結します。
中でも注目は、タニノギムレット産駒のブラックスピネル。収得賞金不足で日本ダービーへの出走はかないませんでしたが、ここまでオープン特別を2勝、1週前の追い切りでは自己ベストの4ハロン50秒6をマークするなど、ベストな状態でレースに臨めそうです。

対するは、2013年のセレクトセール当歳馬セッションで6300万円の高額で取引された良血馬ピックミータッチ。伯母のシンコウラブリイを筆頭に多くの活躍馬を輩出した牝系で、まだまだ心身共に成長の余地を残すものの、出走メンバー上位にも引けをとらないでしょう。未知数な成長分を差し引いたとしても、この馬の持つポテンシャルに期待したいところです。

他にもディープインパクト産駒のゼーヴィント、コースや展開に合わせた自在性が強みのダイワドレッサー、素晴らしい瞬発力を持つベーカバド産駒のアップクォークなどがいます。

ゴール前の上り坂に加え、スピードの持続性が必要な福島競馬場の芝1800m。開幕週の新緑映えるコースで激突する3歳馬限定のハンデキャップ戦に要注目です。