きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2016.5.26

エイシンエルヴィン連日の快挙!

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エイシンヒカリのシャンティイの歴史的快挙の興奮も醒めない昨夜、メゾンラフィット競馬場の直線マイルで行われたモントルトゥー賞を僚馬エイシンエルヴィンが制しました。ヨーロッパの直線マイルを勝ったのはタイキシャトルのG1ジャックルマロワ賞以来でしょうか。モントルトゥー賞はリステッドレースに区分されています。準重賞と訳されたり、OP特別と解釈されることも多いのですが、国際セリ名簿基準委員会に公認されたレッキとしたパターンレースで、いわゆるブラックタイプに記載することを認められています。格付けのない重賞というのが正確でしょうか?欧米では重賞より賞金の高いリステッドもあり、歴史や伝統に裏付けられてファンの間でも市民権を獲得しています。スピードに加えて、力と力が激突する直線レースを勝ち切るのですから、エルヴィンの底力は本物でしょう。

父シャマーダルは偉大なストームキャットの最良の息子ジャイアンツコーズウェイの血を引く良血馬で、女傑ゼニヤッタやケンタッキーダービー馬ストリートセンスを出した成功種牡馬ストリートクライの甥という背景も光ります。競走馬としてはダートのUAEダービーで負けたのが生涯唯一の敗戦でマイルを中心にG14勝を含む7戦6勝と底を見せないまま引退しました。種牡馬としてはもっと優秀で仏ダービーを父子制覇したロペデヴェガが後継種牡馬として実績を残し始めています。母父モンズーンというのも異色で、日本にはまだ根付いていない血統ですが、栄進牧場さんなんかで繋養してもらえると楽しみなんですが。

次走はロイヤルアスコットのG1クイーンアンSに挑戦の予定です。この伝統のレースも直線マイルで争われますが、10連勝中と無敵を誇るソロウが回避するようで混戦模様になっています。ブックメーカーの人気は、BCマイルを勝っているアメリカの女王テピンが優勢なようです。前走ロッキンジSで2歳時のデューハーストS以来、久々のG1制覇で復活したベラードが続き、素質馬タイムテスト、アガ・カーンブランドのエルヴェヂャ、スプリント戦線から乗り込んでくるリマトなど多士済々の顔ぶれです。G1となると、さすがに甘くはないでしょうが、中山競馬場に凱旋帰国できるような頑張りを期待したいと思います。