きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。

現地時間30日にUAEドバイ・メイダン競馬場ではドバイワールドカップデーが開催されました。

直前で昨年の覇者モンテロッソが回避し12頭立てで行われたドバイワールドカップ(G1・AW2000m)は、アメリカのアニマルキングダムが後続を一気に突き放す圧勝劇で再びその名を世界に轟かせました。

アニマルキングダムは、2011年にケンタッキーダービーを制するも、当時はまだ11番人気に評価されていた馬でした。プリークネスステークス2着、ベルモントステークス6着後に骨折。2012年に復帰後のレースを勝利しドバイワールドカップへ向け調整を進めるも3月に再び故障し、8ヶ月半の休養を経て今年その想いがようやく実っての出走でした。

この日、日本からは4頭ドバイへ遠征していました。

牝馬三冠、JC以来のレースとなるジェンティルドンナは、ドバイシーマクラシック(G1・芝2410m)へ出走。現地でも1番人気になり国内外で期待を集めてのレースでしたが、外目3番手で折り合い十分な手応えで最後の直線へ向かうも、わずかに早く勝負に出たオブライエン騎手鞍上のアイルランド馬セントニコラスアビーを捉えることができず2着に終わりました。

同レース中団に控えたトレイルブレイザーも直線失速し11着、ドバイゴールデンシャヒーン(G1・AW1200m)に出走したJBCスプリント馬タイセイレジェンドは12着、UAEダービー(G2・AW1900m)に出走した兵庫ジュニアGP覇者ケイアイレオーネは10着の結果でした。

今年のドバイは世界を感じさせられた1日となりました。

×