きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

砂の王者へ向けて

ようこそいらっしゃいませ。 日曜、東京競馬場ではフェブラリーステークス前哨戦の根岸ステークスが行われました。16頭が出走。勝ったのは1番人気のモーニンでした。 レースはシゲルカガが逃げてその後ろにタガノトネール、レッドファルクス、グレープブランデー、モーニンが追走。少し離れてタールタンらが馬...

層が増してきた短距離界

ようこそいらっしゃいませ。 先週京都競馬場で行われたシルクロードステークスは、ビッグアーサー、ダンスディレクター、ネロ、サトノルパンにローレルベローチェ、アースソニックなど短距離レースの先鋭が集い 、高松宮記念本番さながらのメンバーでのレースとなりました。 勝ったのは2番人気のダンスデ...

ドバイワールドC前評判

ようこそいらっしゃいませ。 先週の川崎記念でG1・10勝、前人未踏の十冠ホースに到達したホッコータルマエの凄さはいうまでもないのですが、1着賞金600万ドル≒7億2000万円のドバイワールドCにエントリーして来た馬たちも相当に凄い顔ぶれになりました。昨年2着と涙を飲んだ一昨年の米二冠馬カルフォ...

香港からの刺客

ようこそいらっしゃいませ。 引き続きドバイワールドCデーの話題をお届けします。芝マイル部門のドバイターフ1800mは、ヨーロッパNo.1のソロウと東アジアチャンピオンのモーリスの一騎打ち?と思っていました。事実上の世界マイル王決定戦です。1800mがマイル?と思われるかもしれませんが、国際基準...

群雄割拠のマイル重賞

ようこそいらっしゃいませ。 先週は降雪の心配があり、東京競馬開幕週から不安なスタートでしたが、当日は雪の影響もなく、開催することができました。 さて、今週は天候の問題もなく、東京で古馬マイル路線の東京新聞杯、京都では3歳馬によるきさらぎ賞が行われる予定です。 今回は東京で行われる東京新...

桜の香りが漂うレース

ようこそいらっしゃいませ。 土曜京都競馬場では3歳牝馬オープンのエルフィンステークスが行われます。1983年からスタートし、以来2月の京都で行われているレースです。 エルフィンステークスはとにかく優勝馬から多くのG1馬がでているレースです。 古くはシャダイカグラにアグネスフローラ、桜花...

すべての道はクラシックへ

ようこそいらっしゃいませ。 京都競馬場で行われる3歳重賞きさらぎ賞にはサトノダイヤモンドとロイカバードが出走。新馬戦以来となる両者の激突に沸き立ちます。 サトノダイヤモンドは2億4150万円、ロイカバードは2億5200万円で市場取引された馬で、2013年のセレクトセールで高額1、2位の2頭に...

見えてきた、クラシックへの道

ようこそいらっしゃいませ。 日曜京都競馬場では3歳重賞のきさらぎ賞が行われました。 5億円対決と新馬戦で話題を集めたサトノダイヤモンドvsロイカバードの再戦に注目が集まったレースでしたが、終わってみればサトノダイヤモンドの完勝でした。直線では持ったままで先頭に立ち、2着レプランシュにつけた着...

いざヴィクトリアマイルへ

ようこそいらっしゃいませ。 先週日曜、東京競馬場ではマイル重賞の東京新聞杯が行われました。 1番人気は3連勝でレースに挑んだダッシングブレイズで単勝3.0倍、2番人気は2014年の朝日杯フューチュリティステークス馬ダノンプラチナで3.9倍、3番人気はグランシルクで8.3倍、以下ダイワリベラル...

北斗星と南十字星の悪戯

ようこそいらっしゃいませ。 この前の日曜、南米チリでは最大の呼び物であるエルダービーが行われました。勝ったリオアリペンという馬は日本の活躍馬シーキングザダイヤの産駒です。2、3着に従えたのが南米のチャンピオン種牡馬スキャットダディの産駒たちで王者の血筋を破っての優勝は価値があります。チリでのG...

海の向こうの大河ドラマ

ようこそいらっしゃいませ。 先週のきさらぎ賞とエルフィンS、今週は共同通信杯にクイーンCとクラシック戦線が盛り上がってきました。海の向こうのアメリカではケンタッキーダービー&オークスに、前哨戦を対象とした出走権ポイント制度導入の効果なのか、毎週のように行われるプレップレースにファンの関心が集中...

3歳馬の頂点を見据えて

ようこそいらっしゃいませ。 今週から小倉競馬が始まり、3場開催と土日で3つの重賞競走が予定されています。2月も半ばとなり、そろそろクラシック路線の動向が気になり始める頃ではないでしょうか。 日曜日の東京競馬場では3歳馬による共同通信杯が施行されます。春のクラシック路線における重要な前哨...

16年ぶり女性騎手誕生

ようこそいらっしゃいませ。 11日にJRAから2016年度の新規騎手免許試験の合格者が発表されました。 今年の合格者は荻野 極騎手、菊澤 一樹騎手、木幡 巧也騎手、坂井 瑠星騎手、藤田 菜七子騎手、森 裕太朗騎手の6名でした。小学校6年生から騎手を目指していたという藤田 菜七子さんも騎手免許...

幾多の名馬が歩んできた道

ようこそいらっしゃいませ。 日曜は東京競馬場で3歳重賞の共同通信杯、京都競馬場では古馬重賞の京都記念が行われます。共同通信杯には昨年暮れのホープフルステークス優勝馬ハートレーが出走。注目を集めます。 3歳クラシックへ向けて先週行われたきさらぎ賞ではサトノダイヤモンドが完勝。ロイカバードと...

大舞台へ名乗りをあげる3歳馬たち

ようこそいらっしゃいませ。 先週は土日2つの3歳重賞が行われました。 土曜は牝馬重賞のデイリー杯クイーンカップでした。デイリー杯クイーンカップには2歳女王のメジャーエンブレムが出走していたのですが、これがもうただただ強いのひとことでした。 スタートから先手を奪い1000m通過57秒8で道中...

昨秋の雪辱晴らす復活V

ようこそいらっしゃいませ。 先週日曜は京都競馬場で古馬重賞の京都記念が行われました。創設は1942年で当初は春と秋の年2回行われ、今年で109回の歴史を数える伝統あるレースです。 昨年はラブリーデイがキズナ、ハープスターを破り完勝。そこから阪神大賞典、天皇賞(春)、鳴尾記念と3走挟んで宝塚記...

ドバイからの手紙

ようこそいらっしゃいませ。 来月26日に迫ったドバイワールドCデーへの招待状がボチボチ届き始めたようです。招待受諾を確実なものにし、より魅力的な顔ぶれを揃えるために、一頭一頭慎重に事を運ぶようですから、インヴィテーションカードの発送もさみだれ式になります。仕方がないことなのですが、招待を待つ身...

不敗馬たち

ようこそいらっしゃいませ。 アメリカではケンタッキーダービー&オークスの出走権を賭けたプレップレースがたけなわです。今月初めには2歳女王ソングバードがラスヴァージネスSを圧勝して5戦5勝と不敗の砦を守り、オークスのヒロインの座へまた一歩近づきました。日本で言うと、先週のクイーンCをレコードで完...

激突!砂塵の決戦

ようこそいらっしゃいませ。 今週は2016年GⅠシリーズ第1戦目のフェブラリーステークスが東京のダート1600mで行われます。上半期のダート王を決する本レースですが、スピードはもちろんのこと、それを維持した状態で走り切る底力が問われます。1984年に創設されたフェブラリーステークスは当時、G...

新たに植えられたフリージア賞

ようこそいらっしゃいませ。 今週は2016年中央競馬最初のGIレースのフェブラリーステークスをはじめ、ダイヤモンドステークス(GIII)、京都牝馬ステークス(GIII)、小倉大賞典(GIII)と土日合わせて4つの重賞レースが行われます。フェブラリーステークスには昨年チャンピオンズカップ2着のノ...

中央競馬、今年最初のG1

ようこそいらっしゃいませ。 日曜は東京競馬場で中央競馬今年最初のG1レース、フェブラリーステークスが行われます。ダート界を牽引する実力馬が集結。16頭が揃いました。 土曜発売の前日オッズでは、1番人気はノンコノユメで単勝2.7倍、2番人気がノンコノユメと同世代のモーニンで単勝5.3倍、3...

時代を変えていくレコード劇

ようこそいらっしゃいませ。 日曜は東京競馬場で中央競馬今年最初のG1レースとなるフェブラリーステークスが行われました。 勝ったのは4歳馬モーニンでした。人気では単勝5.1倍の2番人気で、同世代のノンコノユメに1番人気(2.4倍)を譲るかたちになったものの、道中中団を追走から直線早々と4番手に...

それぞれの春へ向けて

ようこそいらっしゃいませ。 新しい時代の到来をレコードで刻んだ4歳馬の激走に沸いたフェブラリーステークスでしたが、先週はほかにも長距離重賞のダイヤモンドステークス、牝馬重賞の京都牝馬ステークス、古馬中距離重賞の小倉大賞典とそれぞれ春を見据えた重賞レースが行われました。 土曜東京のメインで...

日高の星

ようこそいらっしゃいませ。 今年最初のG1フェブラリーSを上がり馬モーニンが強い勝ち方をしました。例によってノンコノユメが猛然と追い込んできたのですが、差し切られる気がしませんでしたね。脚抜きの良いスピード馬場も味方したのでしょうが、1分33秒3とクロフネの不滅の大レコードには届きませんでした...

アメリカン芝ホース

ようこそいらっしゃいませ。 アメリカ競馬というと、どうしてもダートの猛烈なスピード争いというイメージが先に立つのですが、ご承知のように芝やオールウェザーのレースもそれなりの存在感を持って盛んに行われています。活躍の舞台がほとんど芝に限られるキトゥンズジョイなんかが総合リーディングサイヤーになっ...

熱戦の予感漂う中山記念

ようこそいらっしゃいませ。 今年のGⅠ初戦フェブラリーステークスを終え、新興勢力のヘニーヒューズ産駒モーニンによるGⅠ初制覇は世代交代を思わせる一幕でもありました。土がついたのもライバルのノンコノユメに敗れた武蔵野ステークスのみですから、また一頭ダート界のニューヒーローの誕生ですね。 ...

2回中山競馬スタート

ようこそいらっしゃいませ。 今週から2回中山が開幕します。日曜の中山記念を皮切りに、オーシャンステークス、弥生賞、重賞ではないのですが上位馬に桜花賞への優先出走権が与えられるアネモネステークス、中山牝馬ステークス、スプリングステークス、フラワーカップ、日経賞、マーチステークス、ダービー卿チャレ...

熱視線集まる中山記念

ようこそいらっしゃいませ。 2回中山競馬がスタート。日曜には古馬重賞の中山記念が行われます。昨年皐月賞、ダービー二冠のドゥラメンテが骨折から復帰。そのドゥラメンテを一度は破りながらも、皐月2着、ダービー4着、菊花賞2着とついぞ無冠に終わったリアルスティールも今年初戦をこの中山記念に選びました。...

まさに鬼神、復活Vでさぁ世界へ

ようこそいらっしゃいませ。 日曜中山競馬場では中山記念が行われました。 例年よりひとあし早く咲き始めた正門入り口すぐ横の河津桜がお出迎え。歴代皐月賞馬3頭の出走に、ドゥラメンテが骨折明けからの復帰戦、リアルスティールにアンビシャスの今年初戦など話題も重なりとにかく人人人で溢れかえった中山競馬...


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