きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

まさに鬼神、復活Vでさぁ世界へ

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日曜中山競馬場では中山記念が行われました。
例年よりひとあし早く咲き始めた正門入り口すぐ横の河津桜がお出迎え。歴代皐月賞馬3頭の出走に、ドゥラメンテが骨折明けからの復帰戦、リアルスティールにアンビシャスの今年初戦など話題も重なりとにかく人人人で溢れかえった中山競馬場でした。

それにしてもドゥラメンテの凄さにはただただ圧巻のひと言でした。
ダービー以来の9ヶ月ぶりにターフへ姿を現したドゥラメンテは、馬体重502キロでプラス18キロ増でした。以前ならば太め残りと言われたのでしょうが、いまはむしろスケールアップ、パワーアップして戻ってきたと言うべきでしょう。500キロを超す馬体は、数字以上に迫力ある威圧感で他馬を圧倒するような存在感を示していました。

なによりも凄みを感じたのは4コーナーでした。道中リアルスティールのすぐ横前で折り合い、最終コーナーで前をいくロゴタイプにカオスモス、ラストインパクトらをのみこんでいく姿はまさに鬼神のようで、これが休み明けの馬かと思えぬほどの凄みと睨みをきかせた姿でした。昨年閉ざされた三冠馬か凱旋門賞馬かの夢の過程は、今年より一段と大きな空気を吸い込み一気に歴史の扉を開いてくれそう、そんな期待を抱かせます。

2着にはアンビシャス、3着にはリアルスティールとドゥラメンテと同世代の4歳馬が入りました。先週のフェブラリーステークス同様、4歳馬が上位を握った結果となりました。来週は弥生賞です。朝日杯フューチュリティステークス1、2着馬のリオンディーズにエアスピネル、若駒ステークスで強烈なインパクトを残したマカヒキが出走を予定しています。強い4歳世代に最強メンバーが揃う3歳世代。とてもワクワクしてきます。

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