きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

16年ぶり女性騎手誕生

ようこそいらっしゃいませ。

11日にJRAから2016年度の新規騎手免許試験の合格者が発表されました。
今年の合格者は荻野 極騎手、菊澤 一樹騎手、木幡 巧也騎手、坂井 瑠星騎手、藤田 菜七子騎手、森 裕太朗騎手の6名でした。小学校6年生から騎手を目指していたという藤田 菜七子さんも騎手免許試験に合格。中央競馬では2000年の西原玲奈さん以来となる16年ぶり7人目の女性騎手の誕生となりました。

目標とする騎手の質問に藤田 菜七子騎手は「リサ・オールプレス騎手です。たくさんの人から信頼され、愛される騎手になりたいです。また常に感謝の気持ちを忘れないようにしたいと思います」と答えました。リサ・オールプレス騎手はニュージーランドの騎手で2011-12年シーズンにはニュージーランドでリーディングジョッキーに輝いています。出産後も騎手をつづけ、2013年には通算1000勝を達成。昨年短期騎手免許を取得し、13年ぶりに来日し重賞勝利こそならなかったものの、新潟大賞典で13番人気のナカヤマナイトを2着に導きました。リサ・オールプレス騎手を超えるような騎手になることを願っています。

父が元ジョッキー菊澤隆徳現調教師の菊澤 一樹騎手に、同じく父が木幡初広騎手で兄は木幡初也騎手の木幡 巧也騎手、父が南関東の坂井英光騎手で叔父は笠松競馬の元騎手・坂井薫人さんの坂井 瑠星騎手、中学1年生のときに有馬記念をみて騎手を志した荻野 極騎手、競馬学校在籍時に落馬で大腿骨、骨盤を骨折、ケガを乗り越えての合格となった森 裕太朗騎手と、今回新たに騎手となった6名の皆さん、ぜひ先輩騎手を目標にがんばってください。

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