きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

大舞台へ名乗りをあげる3歳馬たち

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先週は土日2つの3歳重賞が行われました。
土曜は牝馬重賞のデイリー杯クイーンカップでした。デイリー杯クイーンカップには2歳女王のメジャーエンブレムが出走していたのですが、これがもうただただ強いのひとことでした。
スタートから先手を奪い1000m通過57秒8で道中を引っ張ると、直線では持ったままで後続を突き放し、最後は2着フロンテアクイーンに5馬身差をつけての圧勝でした。勝ちタイムは1分32秒5はレースレコード。一段とスケールアップした2歳女王が桜花賞へ向けて今年初戦を見事勝利で飾ったレースとなりました。

土曜にメジャーエンブレムが牝馬路線での主役をアピールすれば、日曜共同通信杯は新たなディープ産駒が本命を破ってクラシック戦線へ名乗りをあげる結果となりました。
共同通信杯では昨年暮れホープフルステークスを勝ったハートレーに東スポ2最ステークス覇者のスマートオーディンが1、2番人気で2強を形成していたのですが、勝ったのは6番人気のディーマジェスティでした。ディーマジェスティは父ディープインパクト×母父ブライアンズタイムの血統になります。ホープフルステークスは左後肢フレグモーネで回避し再調整を図っての今回のレースでした。2着には5番人気のイモータルが入りました。こちらは左回りは3戦して3連対。サウスポーを活かすため皐月賞は回避する模様で、府中G1で大器覚醒を目指すようです。

また重賞ではないのですが、条件戦、未勝利戦でも楽しみな3歳馬の登場に沸き立ちました。
日曜京都5Rの3歳未勝利戦ではディープエクシードが2着に7馬身差をつける圧勝で勝利を飾りました。ディープエクシードはディープインパクト産駒でこれまで2着4回、3着2回と力を出し切れないレースが続いてました。今回これまでの惜敗続きとは一転しての独走で、次走がさらに楽しみなる走りをみせてくれました。

京都で衝撃的な圧勝劇があったと思えば、同じ日の東京5Rで行われた3歳500万(ダート1800m)では3歳ダート路線に大物登場となりました。勝ったのはゴールドアリュール産駒のアルーアキャロルで、単勝1.4倍の人気に応えての勝利でした。昨年11月の新馬戦以来となったアルーアキャロルでしたが、直線では持ったままで上がり36秒7を繰り出し2着に3馬身半をつけての完勝。横綱相撲の内容でした。デビュー戦も東京ダート1600mを7馬身差で圧勝劇で、ダート路線の大舞台でも期待感たっぷりの存在になりそうです。

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